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2012年1月

2012年1月30日

栄枯盛衰

イーストマン・コダック社が連邦破産法(第11条)の適用をニューヨークの破産裁判所に申請したというニュースが流れた。職業がら写真も多少は撮るので、モノクロ・フィルムではコダックのトライーX400が定番だった。むかしはトライーX400を36枚用に切り、カメラはレンジファインダーならライカM6、一眼レフはニコンF3PとF4で、素人ながらカメラマン気取りになっていたこともあった。

 そのコダック社が経営破たんした。同社は1975年に世界で初めてデジカメを開発しながら、フィルムからデジカメへの時代の変化に対応できなかったのだから、実に皮肉な結果といえる。カラーはフジのリバーサル・フィルム(ISO100)を多く使っていた。富士フイルムもデジカメの普及に伴ってコアビジネスの転換を迫られたが、経営の多角化を図って時代の変化に対応しつつある。

 かく言う自分も約10年ほど前からデジカメに切り替え、現在ではニコンD3を使用している。近く発売になるD4のプレス向けの新製品体験会の案内がきたが、あいにく東京開催の両日とも予定が入っていていけない。もっとも、写真が専門ではないので新しい機種を追いかける必要はないのだが、デザイナーや印刷工程など、現在はデジカメを前提にしているので、時代の変化には対応せざるを得ないのである。

 どのような企業でも、変化に対応、適応できなければ勝ち残れない。栄枯盛衰とは良く言ったものだ。

2012年1月23日

アナログも必要

昨年の暮れから、あきれるようなお粗末なニュースが続いている。警察関係では、オウム真理教事件で特別手配されていた平田信容疑者が自首しようと警視庁本部に出頭してきたのに、いたずらと思って丸の内署に行くようにと言ったという。また、台湾からの留学生の女性2人が殺害された事件では、張志揚容疑者を任意同行中に自殺させてしまったこと。法務省関係では、白昼に広島刑務所から李国林受刑者の脱走を許してしまった。

 これらには共通点があるように思う。それは、世の中がデジタル化され、経験と勘といったアナログ的な面が軽視されるようになり過ぎた結果ではないか、ということである。本当に自首してきたのか、いたずらかなどは、職業的直感で分かるものである。広島刑務所における受刑者の脱走にしても、監視体制がシステム化されていること自体は良いが、システムは道具であり、人間が使うものだという肝心な意識が欠落してしまった結果ではないだろうか。

 これは我われの日常生活や、仕事でも当てはまる。たとえば過積載にならないように積荷の重量は自動的に計算できる。しかし、シートの掛け方や固縛などは経験、熟練の世界である。デジタル一辺倒ではなく、時と場合によってはアナログも重要であることを軽視してはいけない。

2012年1月16日

クリティーク

業界団体などの新年会シーズンである。小生は案内をいただいたところには可能な限り出席するようにしている。だが、参加できるのは毎年せいぜい3、4カ所といったところだ。

 先日ある新年会で多数の人に挨拶をしたが、そのうちの何人かから「今年も辛口でお願いしますよ」と言われた。その中の一人で、ある公的な会合でご一緒している方がいる。同氏とは意見が一致する部分もあるが、異なる点も多い。立ち話のなかでその点に話が及んだが、「立場が違うのだから意見が異なるのは当然。我われには気づかない点を第三者として指摘されるのは良いことなのだから、今年も忌憚なく辛口の意見をだしてもらいたい」と言っていただいた。

 同氏が言われたことは当然で常識的なことなのだが、残念ながら、トラック運送業界の関係者としては「良識者」に分類せざるを得ない。狭隘な考えに固執して、異論には耳を傾けようともしない人たちが多いのである。それでは社会的評価など得られるはずがない。

 といったところで、このブロムを『クリティーク』と称することに決めた。

2012年1月 9日

自らへのマニフェスト

 「三日坊主」は改めて説明するまでもないだろうが、「三号雑誌」という表現もある。創刊しても長続きせず、3号ぐらいで発刊されなくなってしまうような雑誌の比喩である。

 筆者は「M Report」という会員制情報誌を毎月発行している。今年の1月号が176号なので、14年8カ月発行してきたことになる。しかし、長年の読者のなかには「紙媒体だけではなくWebでの情報発信も考えたら。そうすれば、さらに新たな世界が拓けるかもしれない」と言ってくれる人たちもいる。そこで、まずはコラムから始めることにした。

 だが、ネットに弱いのでどうしたら良いか皆目わからない。また、ホームページを開設するほどでもない。そこで「トラックNEXT」の皆さんに相談したら、当サイトに居候させてもらえることになった。最初はコラム(森田富士夫の物流ブロム=ブログとコラムの中間)を原則として毎週月曜日中に更新するようにして、徐じょにM Reportなどとのリンクへと発展させていきたい。

 「原則として」と最初から逃げ道を設けているところなど、いかにも自分らしい? だが、「三号コラム」にならないようにと自らに宣言しておく。

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