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2012年1月23日

アナログも必要

昨年の暮れから、あきれるようなお粗末なニュースが続いている。警察関係では、オウム真理教事件で特別手配されていた平田信容疑者が自首しようと警視庁本部に出頭してきたのに、いたずらと思って丸の内署に行くようにと言ったという。また、台湾からの留学生の女性2人が殺害された事件では、張志揚容疑者を任意同行中に自殺させてしまったこと。法務省関係では、白昼に広島刑務所から李国林受刑者の脱走を許してしまった。

 これらには共通点があるように思う。それは、世の中がデジタル化され、経験と勘といったアナログ的な面が軽視されるようになり過ぎた結果ではないか、ということである。本当に自首してきたのか、いたずらかなどは、職業的直感で分かるものである。広島刑務所における受刑者の脱走にしても、監視体制がシステム化されていること自体は良いが、システムは道具であり、人間が使うものだという肝心な意識が欠落してしまった結果ではないだろうか。

 これは我われの日常生活や、仕事でも当てはまる。たとえば過積載にならないように積荷の重量は自動的に計算できる。しかし、シートの掛け方や固縛などは経験、熟練の世界である。デジタル一辺倒ではなく、時と場合によってはアナログも重要であることを軽視してはいけない。

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