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2012年4月23日

「ヤマト本」2冊

 先週の水曜日に神奈川大学の中田信哉名誉教授にお会いした。昨年の秋に、3月で教授を定年退職したら小倉昌男さんについての本を書く予定だと言っていたので、どうなっているのかを伺ったところ現在、執筆中とのこと。

 その2日後の金曜日に今度は、ある出版社を介してヤマト運輸の元社長の都築幹彦氏からコンタクトがあった。いま「宅急便秘話」という本を執筆しているという話だった。ついては、小生が23年も前(1989年8月)に出した本の中の一部を引用したいので了承してくれ、という。そこで「どうぞ」と答えて用件はすんだのだが、それからが長話になった。

 都築氏は今年84歳だが、お元気で、高射砲のように次から次と話が続く。1951年に大和運輸(当時)の定期採用第1期生として入社。6名の同期入社のうち自分以外は早期に退社してしまい、自分も何度も辞めようと思ったこと。課長の時に上司の部長になったのが小倉さんで、以来、30有余年にわたり一緒に仕事をしてきたこと。とくに今日のヤマト運輸になるまでには何度も危機的な状況を経てきたことなどを現在の社員は知らないので、「遺言」のかわりに本を書いているのだと電話での話は尽きない。

 お2人ともまだ出版社が決まっていないそうだが、話では同じ出版社と交渉をしているようだった。いまは本が売れないのでなかなか出版するのが難しい。小生も今年は1冊出したいと計画しているのだが、企画を通すのが一苦労である。たまたま都築氏とのコンタクトを仲介してくれた出版社からは11年前に出版して以来その後はご無沙汰していた。今回、都築氏の件で連絡があったので、出版を計画している旨を話したところ、企画を出してくれれば検討します、とのこと。人にはいろいろな縁があるものだ。

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