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2012年5月28日

「空気」の感じ方

 先週は月・火曜日と富山市、魚津市を周り、金曜日には富士宮市のある企業を訪問して、富士市のホテルに宿泊した。土曜日の朝、ホテルで朝食をすませてレストランの前のテラスにでると、懐かしい「空気」を感じた。むかし朝霧高原で1年ほど生活したことがあったが、その当時と同じ朝の空気を感じたのである。

 空気といえば、取材で初めて訪ねる企業でも、会社に入った瞬間の「空気」で、いまは小さくてもこの会社は伸びるだろうとか、その反対のことを直感することがある。この「空気」の直感はほとんど当たる。経営者に取材して、やはり、と確信できるのである。

 何度も訪ねている企業でも同じだ。会社に入った瞬間に、数年前にきたときの「空気」と違う。最近は業績が伸びているようだとか、逆に苦戦しているのかも知れない、などと感じる。やはり経営者と話をすると、直感が間違いでなかったことを確認できる。

 この「空気」とは何か。ともかく会社に1歩入った瞬間の感覚でしかないので、「空気」としか表現しようがない。それでも「空気」の違いの理由を解説することは可能だ。だが、説明すると長くなるので、ここでは割愛する。

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