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2012年12月 3日

師走だ! 「先生」たちが走る

 今年のカレンダーも最後の1枚を残すだけになった。師走は、師匠も走り回るほど忙しいという意味らしい。師と呼ぶにふさわしいかどうかは疑問だが、たしかに今年の12月は「元先生」や「前先生」、さらに「新先生」を目論む人たちが忙しく走り回っているのは事実だ。

 たくさんの「先生」たちは離合集散も激しい。このコラムを書き始めてから書き終わるまでの間に、政党の数が違っているかも知れないほどである。したがって政党の数には触れないことにする。もっとも、手の指を総動員しても限りがあるので、自分には数えようにも数えきれないのだが...。

 走り回っているのは「先生」方だけではない。瓦版屋さんたちも東奔西走と大忙しである。一方、衆議院選挙と同日投票の都知事選挙の方は影が薄くなってしまった。これまでなら都知事選は地方選の花形だったのに、今回は各政党ともあまり力が入っていないような観がある。

 ところで最近にわかに情勢が変わってきた。嘉田由紀子代表の日本未来の党が選挙結果に大きな影響を及ぼすのではないか。第一には、大幅に議席を増やすだろうと予想されていた党が、予想よりも増えなくなるかも知れない。第二は、微増ないしは現状維持が予想される中小政党のなかには、微増はおろか現状維持も精一杯という政党がでてくるのではないか。第三は、大幅な後退が予想されていた政党が、予想を上回る議席減になる可能性である。

 この予想、当たるも八卦、当たらぬも八卦である。政治評論家でもないし、それに私的なコラムに書いているだけなので、外れても何ら問題はない。もっとも、選挙前はいかにも詳しい情報をつかんでいるかのように御託宣をならべながら、自分の予想が外れても平然とテレビに出続ける政治評論家もいる。このような政治評論家の「先生」方も、今年の師走は稼ぎ時とばかり慌ただしく走り回っていることだろう。

 といったところで肝心なのは、自分がどこ(誰)に投票するのか? である。だが、それをここで書いてしまうと今後の選挙情勢を大きく左右することにもなりかねないので、国家機密としておこう。

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