移住の下見ですか?
安いパックツアーがあったので、3泊4日で沖縄にいってきた。勝連城跡、海洋博公園、今帰仁城跡、琉球村、万座毛、首里城など、定番ともいえるコースだが楽しかった。宜野湾トロピカルビーチで開催された「琉球海炎祭」という花火大会も期せずして観ることができた。JALが特別協賛しているのでツアーに組み込まれていたのだが、内容をよく見ないまま料金だけで申し込んだため、現地に行くまで花火大会など知らなかったのである。JAL関連のツアーなので、椅子席が確保されていた。
4月1日づけで、友人の1人が沖縄に移り住むことになったと書いたが、その時は自動車で1カ月かけて行くという話だった。だから、ツアーで自分が沖縄に行く時点では、まだ着いていないはずだった。ところが予定を早めて沖縄に入ったという話が別の友人経由で伝わってきたので、沖縄に着いた夜に電話をしたら、前の日の夜に沖縄に着いたばかりという。しかし、オプションなども含めて予定を組んでいたので会う時間がとれず、また来た時に会おうと言うことになった。
沖縄から帰ってきたら、昨年10月1日現在の人口推計が発表された。前年に比べて日本人の国内人口は20万2千人減少した。都道府県別にみると、前年より人口が増加したのは沖縄、東京、滋賀、埼玉、福岡、神奈川、愛知の1都6県で、その他の道府県では減少している。増加率の一番高いのが沖縄県(0.59%増)である。今年10月1日の集計では、彼は沖縄の増加の1人に、埼玉県では減少の1人としてカウントされることになる。
タクシーの運転手さんに聞いたところでは、首都圏ほどではないものの、沖縄はマンションの値段も、土地の価格も思っていた以上に高い。また、競売にかけられる戸建住宅もかなりあるという話だった。ローンが払えなくなってしまった人がけっこういるらしい。
ツアーなので添乗員さんがついてコースを周った。添乗員さんが沖縄は何度目ですかと聞いてきたので、昨年12月にも仕事で来たばかりだといった。すると真面目な顔で「今回は移住の下見ですか」と問われてしまった。帰ってから発表された人口推計をみて、なるほど、沖縄に移り住む人がそれだけ多いのかと思った。夫婦で参加していたので、添乗員さんが移住の下見と勘違いしたのも納得できた次第である。
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