67㎏をめぐる攻防
一昨日の体重は67.7㎏で、要警戒の水準になってしまった。なぜ? と思って何度も計り直してみたのだが、やはりダメだった。いくら計っても体重計の目盛は非情にも67.7㎏を表示する。
10年ほど前のピーク時の体重は77㎏台だった。定期検診時に、血液検査やその他の検査結果も踏まえて、医師からこのままでは糖尿病になってしまうと宣告された。そこで、食べ物の質や量に気をつけて血液の浄化を図るとともに、できるだけ運動することで体重を減らすことにも取り組んだのである。
食事はできるだけ野菜などを増やし、食べる量も減らす。また、運動をする時間がないので、事務所までの朝夕の通勤時や、仕事で出かける際にも時間的な余裕をつくって1駅分を歩くようにする、といった取り組みである。同時に毎日、入浴する前に体重を計測して記録するようにした。その結果、1年半をかけて約11㎏を減量し、65㎏~66㎏になった。1カ月に1㎏程度ずつの減量なので、さほど大変な思いはしていない。
その後は、体重をほぼ維持し続けた。血液もまぁ、まぁの水準になった。すると様ざまな効果を自覚するようになった。第一には疲れにくくなったのである。数カ月に1度ぐらいは、奥多摩などの山歩きをするのだが、5時間から6時間ぐらい歩いても一晩寝ると翌日に疲れが残らない。筋肉痛もないのである。気づいたら、慢性的だった下痢も治っていた。年に2回程度は歯も点検してもらうようにしているが、歯科医師がいうには、体質改善に取り組んでいなかったら、今ごろは自分の歯はかなり少なくなっていただろう、ということである。
だが、ここ1年ぐらいは1㎏ぐらい増えて66㎏台後半と67㎏台前半を繰り返している。基本的に毎日、体重を計っているので、今日は少し増えているなと思う日は、そのような数字になっている。先般、久しぶりに仕事で使う写真を撮るために地方に行き、4時間ほど歩きまわった。その日は減っているだろうと予測したら、やはり66.3㎏で久しぶりに66㎏台前半を記録した。この水準を維持しようと思っていたのだが、安心してしまったのか、その数日後には67㎏台の後半になってしまったのである。これは要警戒である。
これからも毎日、67㎏の「最前線」を挟んで激しい攻防戦が繰り返される。
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