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2013年10月14日

小樽散策

 10月9日は札幌で全日本トラック協会の事業者大会が開かれた。翌日は帰りの飛行機の時間まで余裕があったので小樽に行ってみた。小樽は1年数カ月ぶりである。

 思い起こせば最初に小樽を訪ねたのは約40年前の真冬だった。記憶によると、上野から夜の10時か11時ごろの夜行寝台列車に乗り、翌朝に青森から青函連絡船で函館に行き、函館から特急で札幌に着いたのが夕方の5時頃だったと思う。その時が初めての北海道で、さすがに広いな、そして遠いなと感じたものだった。札幌から小樽まで足を延ばしたのである。

 その後も、取材で雪の降る南小樽や小樽築港駅に降りたこともあった。ある時など福井県の敦賀港から小樽港までフェリーで行ったこともある。だが仕事はたいてい札幌なので、時間があれば札幌から足を延ばすことの方が多い。

 最初に北海道に行ったころは青函トンネルは工事中で、東京から北海道に行くには飛行機か青函連絡船が一般的だった。すでに軍事技術としてGPSは開発されていたはずだが(いまよりも技術的には劣っていただろうが)、当時はGPS技術が民間に解放されていなかったので、青函トンネルは三角法による測量技術を指針に北海道側と青森側から掘削されていた。両側から掘り進めて中心点が1m以内に入れば世界トップレベルの技術だと、三角法の授業で先生が話しておられたことを思いだしながら海を眺めていた。

 最初に訪ねたころの小樽は、まだ旧国鉄の手宮線が貨物線として運行されていた。現在でも手宮線の廃線跡は一部が保存され、散歩道のようになっている。先日もコンパクト・デジカメを持って歩いてみたが、秋晴れの中で近くの保育園児たちがレールの周りで遊んでいる姿が微笑ましかった。

 運河沿いの観光地はあまり行かないで、港や古い街並みなどを歩くようにしているのだが、やはり時代の変化を感じる。手宮線跡地で遊んでいた保育園児たちが大きくなるころ、小樽はどのようになっているのだろうかなどと考えながら、千歳空港に向かった。

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