« トラック不足の影響が自分にも | トップページ | 仕事と趣味の狭間 »

2013年12月23日

夢が実現するか

 いま大いに悩んでいる。何を悩んでいるのかといえば、年末ジャンボ宝くじで必ず自分が当るはずの7億円の使途についてだ。大金を持ったことのない(正確には見たこともない)人間にとって、7億円の使い道を考えるの大変なことである。

 20日(金)に今年最後の講演があり、さいたま市にいった。夕方6時前に終わったので、大宮駅の反対側にまわってみたら、スーパーの入口のところでたくさんの人が長い列をつくっていた。宝くじを買うための長蛇の列である。ここは高額当選者がよくでる売場らしい。後の予定はなく自宅に直帰するだけなので、時間もあるから買ってみようと列の最後尾に並んだ。

 全く知らない人と、「もし自分の前の人でちょうど売り切れなんてことになったら目も当てられないね」と冗談をいって笑ったりしていた。ジャンボ宝くじ販売の最終日で、アナウンスでは当日の夜8時までといっているから、売り切れにはならないようだな、と思った。

 問題は待ち時間である。順番待ちの列を整理する人たちが数人いたが、およその待ち時間などは聞かないことにした。たとえ1時間待って購入したとしても時給7億円である。メジャーリーグの最高年俸の選手や、世界のサッカーリーグのトップ選手でも、時給換算で7億円にはならないだろう。たとえ2時間待ちで購入しても、時給に換算すると3億5000万円の立ち仕事だ。こんな高額な「非正規雇用労働者」はいない。

 そんなことを考えながら順番を待っていて、やっと自分の購入となったら、ついつい予定していた購入枚数より多く買ってしまった。そこで今度は、7億円の使い道に悩むことになったのである。しょせん「アベノミックス」の恩恵に浴することなどできない一庶民としては、こんな夢でも見ながら年を越すしかない。

 抽選日は大晦日で、支払期間は来年1月7日からの1年間である。このコラムは毎週月曜日づけなので、1月6日までは書くが、1月13日から全く更新されなくなったら、7億円を手にして人生をリセットしたのだな、と思っていただきたい。

 今日12月23日は母親の命日である。「いい歳をして、まだお前はそんなくだらない夢ばかり追いかけているのか」、と叱る声が天から聞こえてきそうだ。

« トラック不足の影響が自分にも | トップページ | 仕事と趣味の狭間 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事