梅雨時の微妙なタイミング
沖縄地方はすでに梅雨明けしたようだ。本格的な夏の到来である。その他の地方はまだ梅雨の真っ最中。桜前線の北上の時期と梅雨明けのニュースの時には、日本列島がいかに長いかを実感する。
梅雨のない北海道でも、今年は連日の雨に見舞われた。これまでになかったような現象である。東京や関東地方でも、局地的な集中豪雨などで被害が出たりしている。東京でも短時間に雹が集中的に降るなど、異常現象が常態化してきた。
ちょうど都内の三鷹市や調布市に大粒の雹が降った日に、ある会社のトップや中堅社員の人たちと一緒にいた。中堅社員の1人が現場からの連絡を受け、配送などに支障が出ていると報告していた。その晩、テレビのニュースを見たら局地的に大変な状況だったことが分かった。
梅雨時だから当然なのかもしれないが、先週は微妙なタイミングで集中的な大雨に遭ってしまった。地下鉄の駅から取材先に向かって歩いていたのだが、取材する企業の本社の約20m手前で、いきなり雨が降ってきた。わずか20mほどの距離だが、折りたたみ傘を差さなければびしょ濡れになってしまうほど大粒の雨だった。もう少しで傘を濡らさずにすんだのにと、こんな時にはソンをしたような気持ちになってくる。応対してくれた受付の女性も、微笑みながら「もう少し早かった良かったですね」と慰めてくれた。
その2日後には、取材を終わって最寄りのJRの駅に向かって歩いている時に、駅の約50m手前でやはり大粒の雨が突然降ってきた。取材を終えて帰り際に、社長が「誰かに駅まで車で送らせようか」といってくれたのだが、恐縮だからと断ったのである。いずれも微妙なタイミングであった。
タイミングといえば、今年の「父の日」には長男夫婦と長女夫婦の両方から、折りたたみ傘をプレゼントしてもらった。ブランドは違うのだが、偶然、どちらも折りたたみ傘である。長女いわく。「お父さんはいつも安ものの傘ばかりさしているから...」。長男の嫁さんいわく。「見事に被ってしまった。やはり兄妹なんだね。何が良いかと聞いたら、傘が良いだろうというから...」。
そんなことで、最近は2つの折りたたみ傘を毎日交替で持ち歩くようにしている。だが、早く梅雨が明けて傘を持たなくてもよくなってほしい。
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