三温四寒
2月は28日しかないので、やはり1カ月が早く感じる。とくに月末の28日が土曜日だったこともあって、何かと気忙しく過ぎてしまった。当初は28日から1泊で地方に出かける予定が入っていたのだが、事情があって中止になった。そのため原稿締切などの面では1日分の時間を確保できる結果となり助かった。
2月の中旬以降から、関東では雨の日が多くなった。北海道や東北地方などでは雪という地方もある。それにしても三寒四温とはよく言ったものだ。寒い日と温かい日を繰り返しながら、少しずつ温かくなってくる。最近は晴れた日の日中などコートが要らないような日もあり、春間近を感じさせる。
3月は年度末である。同時に3月が決算月という企業が多い。3月が決算の企業では、3月末を待たなくても、もう概算では決算結果がほぼ分かっているはずだ。利益が増えた企業もあるだろうし、利益減あるいは赤字決算という企業もあるだろう。株高や円安の恩恵にあずかっている企業では、好決算が見込まれる。反対に円安による原価高騰や、内需の冷え込みなどの影響を受ける企業では、利益減や赤字という会社もある。
トラック運送業界では、燃料である軽油価格が下がる傾向にあったので、それで何とか一息ついたという企業も少なくない。しかし、最近になって軽油価格が再び上昇気味になってきた。今後の軽油価格の推移によっては、経営内容が悪化する事業者もでてくるものと思われる。これら運送業に限らず、全体的に中小企業の業績は厳しいようだ。廃業などの話もしばしば聞くようになってきた。
どうも最近の日本経済をみていると企業間格差が拡大し、個人間でも貧富の格差が拡がっているように感じる。企業数で言えば利益増の会社が少なく、利益減の会社の方が増えているのではないだろうか。すると三益四損あるいは三黒四赤となる。個人でも株高などで利益を得ている人が少数いる一方で、実質収入が減少している人が多数いる。これは三楽四苦あるいは三富四貧である。
ところで自分本人はというと、良い日も少しはあるが、悪い日がたくさんあるといった状況だ。三良四悪である。したがって懐具合は三温四寒であり、このような状態がずっと続くことをジリ貧という。希望のもてる本当の春が来ることを願う今日この頃である。
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