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2015年6月 1日

日本は火山列島だった

 最近、日本列島の動きが活発化してきた。先週1週間だけをみても5月25日には埼玉県北部を震源とするマグニチュード5.5の地震が発生、5月30日の午前1時過ぎには茨城県南部を震源とするマグニチュード4.8の地震が起きている。さらに30日夜8時過ぎには小笠原諸島西方沖でマグニチュード8.1という大きな地震が発生した。

 火山活動も活発化してきた。4月下旬からの箱根山大涌谷周辺での火山性地震は1カ月以上経った現在も収束していない。さらに桜島や浅間山でも火山性地震が多発しており、5月29日には口永良部島の新岳が噴火した。

 埼玉県北部を震源とした地震の時は、新宿西口のLタワーの地階にいた。いきなりスマフォが地震発生を知らせてきたのだが、まったく揺れを感じなかった。訓練にしてはおかしいなと思ったぐらいだったのである。事務所に戻ってネットで確認して、大きな地震だったことを知った。

 茨城県南部を震源とする地震は深夜なので寝ていたが、揺れを感じて起きた。その日の夜の小笠原沖の地震は、自宅にいても大きな地震だと分かったが、本震までの予震の時間が長かったので震源地は遠いだろうと思っていた。マグニチュード8.1で、全国47都道府県に震度1以上の揺れを感じさせた地震は初めてという。だが、津波などの被害がなかったので良かった。

 被害といえば口永良部島の島民全員が、屋久島に無事に避難できたのは不幸中の幸いだった。とはいっても帰島までには長期化が予想される。精神的にもこれからが大変だろう。

 考えてみると、地球の成り立ちからして火山の噴火などは自然の姿といえる。その結果として現在の地球があるし、日本列島も形成された。これからも地殻変動などによって、地球の表層の形は絶えず変化していくだろう。これは地球がまだ生きているという証拠だ。

 それにしても20世紀後半から現在までの日本は、地殻変動や火山活動などが比較的沈静化していた平和な時代だったのだろう。地球が誕生してからの悠久の時間からすると、ほんの一瞬の平穏だったのかもしれない。だが人間には環境変化に対応する能力があると信じることにしよう。

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