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2015年7月20日

組織統制と個人

 取材先で面白い話を聞いた。最近の20代、30代では家にパソコンがない人が増えていて、家にPCが一番ある世代は40代、50代というのだ。若い人たちがPCを持たないのは、スマートフォンでたいていの事が足りてしまうからである。通信費も少なくてすむ。

 60代や70代では、70代はPCができない人の割合が多く、60代はできる人とできない人に2分されるのではないだろうか。回線電話やガラケイが連絡手段である。このような面からも20~30代、40~50代、60歳以上と20年単位で世代の特徴の一端が分かる。

 「安保関連法」が衆議院で強硬に採決された日、同法に反対する人たちの集会やデモの様子などがテレビや新聞で伝えられた。テレビのニュースを見ていると、反対行動に参加している人たちは、主観的かもしれないが60代以上の人たちと20代、30代の人たちが多いように感じる。報道によると、若い人たちはラインやツイッター、フェイスブックなどを通して反対行動に参加しているようだ。

 SNSで反対集会などを知って集まってくる若い人たちは、組織動員されているのではない。自主的に判断し、自覚的に反対の意思を行動として表明している。自らの判断に基づいて行動できるのは素晴らしい。

 それに対して与党内には、自分たちと異なる意見は排除しろという意見がある。マスコミなどに圧力をかけろという言論弾圧である。ところがその与党内で、テレビへの出演を止めさせたり、新聞などの取材に応じないようにといった組織統制が取られているという。言論弾圧すらほのめかす当人たちが、与党内では自分の言論や表現を規制されているのだから、こんな皮肉なことはない。

 与党内でも、もっと多様な考え方や意見があると思うのだが、現政権に対する異論が聞こえてこないのだから不思議だ。わが身を守るための「自主規制」がセンセイ方に働いているのだろう、と推測するしかない。

 スマフォでコミュニケーションを取り、誰かに強制されるのではなく、自分の頭で考えて自主的に反対行動に参加する。スマフォ世代の方が与党のセンセイ方より健全ではないか。その健全さが政権にとっては危険だと、18歳以上が投票する最初の選挙の結果次第では、SNSに対する規制強化法案が出てくる可能性も考えられる。

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