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2016年3月28日

システム障害

 22日から24日まで取材で九州に行った。22日は午後の便で羽田空港を発って福岡空港に行き、福岡空港からバスで佐賀市に入る予定を組んでいた。だが、ANAのシステム障害で大混乱。幸い自分が予約していた便は欠航にはならなかったが、搭乗口が変更になったりして、約1時間半の遅延だった。欠航になったのは全部で146便ということだが、自分が羽田空港で出発便のボードを見た時間帯では、90%以上の便が欠航になっていた。搭乗予定便が欠航にならなかったのは幸いである。

 22日は19時30分から佐賀市内で地元の会社の社長と食事の予定が入っているだけだったので、多少の遅れは大丈夫だし、場合によってはキャンセルも可能だ。しかし、翌23日は朝1番に吉野ヶ里で取材のアポがあり、午後は唐津市に移動して取材の予定が入っていた。さらにその後は博多駅近くで18時に約束がある。そのため前日の22日の夜には佐賀市に入っていないといけない。欠航など最悪の場合には、急遽、新幹線に振り替えてでも22日中には佐賀に着くようにするつもりだった。だが欠航にはならず、午後の早い時間帯の便だったので、1時間半の遅延でも19時30分の約束に間にあった。結果オーライである。

 世の中はコンピュータ化によって便利になったのは事実だ。反面、何らかの原因でトラブルが発生すると総てがマヒして大混乱になってしまう。22日はベルギーのブリュッセルの国際空港と地下鉄の駅でテロがあった。もし、防衛などの重要なシステムが狙われて障害が発生したらと考えると恐ろしい。

 報道によると、ANAの4台のサーバーのうち1台に障害が発生し、さらに他の3台もダウンしたようだ。技術的なことはよくわからないが、サーバーからクラウドへの移行が進んでいる。もしクラウドに障害が発生したりすると、影響はサーバー・ダウンの比ではなくなるのではないか。

 同じANAでも便数があまりなく、乗客も少ない地方空港では、搭乗券など手書きで対応して支障が少なかったという。総てデジタル万能ではなく、アナログも必要だ。

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