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2016年3月 7日

TVスポーツ観戦

 先週はテレビでのスポーツ観戦が多かった。1つは女子サッカーのオリンピック・アジア最終予選だ。これは、また嫌な予感が当たってしまった。最終予選が始まる前から、オリンピック出場はかなり難しそうだな、という気がしていたが、ご覧のような厳しい結果だった。

 長年にわたって日本の女子サッカーを支えてきた澤穂希選手が引退したことも、まったく影響なかったとは言えないだろう。だが、主たる理由は違う。各国のチームから研究され、十分に力を発揮させてもらえなかったが、それ自体も実力である。テレビで試合を観ていて、全体的にチーム力が落ちているように感じた。

 もう1つは、クアラルンプールで開かれている世界卓球2016だ。団体戦で男女とも日本チームは順当に勝ち上がった。とくに、女子チームの伊藤美誠選手はまだ15歳なのに、堂々としている。自分が15歳だったころを考えると、とても想像できない。

 自分も中学から高校まで卓球をやっていた。地元の常総市からは、むかし世界チャンピオンが出ている。大川(旧姓)とみさんで、当時の三妻村三坂の出身である。昨年の鬼怒川氾濫で大きな被害を受けた地域だ。高校は地元の県立水海道二高だった。

 大川さんは、日本で開催された1956年の世界卓球選手権の女子シングルで優勝。日本人の女性では初めての優勝である。団体戦、女子ダブルス、混合ダブルスでも活躍して上位に入賞している。翌年の世界選手権はストックホルムで開かれたが、旅費などの一部にしてもらおうと、当時、小学生だった自分たちも僅かながらお金を出し合った。ご本人が小学校にきて挨拶されたのは覚えているが、話の内容までは記憶に残っていない。この大川選手の優勝を記念して、1957年から2008年まで半世紀以上にわたって、大川杯卓球大会を地元で開催していて、自分も何度か出場したことがある。

 そんなことでテレビで卓球を観戦していると、ボールの回転の角度や、回転の程度などが多少は判断できる。あのボールならスマッシュだとか、あのボールにあの打ち方ではオーバーしてしまうとか、テレビ・カメラのアングルから観ると、なんとなく分かるものである。やはり当時うるさく言われたように、中途半端なボールはいけない。何事においても基本は同じで大事ということが理解できるようになった。今ごろ分かっても遅いか。

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