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2016年11月14日

トラック同乗

 久しぶりにトラックに1日同乗した。昔は1年に2、3回はトラックの助手席に1日中、同乗させてもらったものだが、ここ最近は乗っていない。10年ぶりぐらいではないだろうか。今回は20t超(最大積載量13t)のユニック車である。

 それにしてもトラックは朝5時に事業所を出発する。それに間に合うように家を出たのは午前2時だった。途中、高速道路も使って、5時前にちゃんと事業所に到着した。

 仕事ではないが7、8年前にトラックを運転したことがあった。ある運送会社が各地の営業所やグループ会社から選抜したドライバーを集めて省エネ運転の競技会を開いた。良かったら取材に来てください、という案内をもらったので行った。

 会場は、あるトラックメーカーのテスト走行などを行う施設だ。様ざまな試験用のコースがあり、省エネ訓練用のトラックも揃っている。最初にメーカーの専門家から省エネ運転の要点について簡単な講義を受け、それから競技開始である。省エネ運転を競うのは2t車だ。

 そのうち、飛び入りで参加しませんか、と広報担当者がいってきた。そういわれると、ついその気になってしまう。そこでトラックを運転することにした。だいたい自分の家の車でも運転するのは数カ月に1度ぐらいで、年に数回といったところ。ましてトラックは初めてといってよく、しかもマニュアル車など何年も運転していない。

 ところがやってみたら、競技参加者の中で中位ぐらいの結果を出してしまった。日ごろトラックに乗務して働いている人たちの中に入ってである。ただ、内心では若干の自信があった。というのは省エネ運転で好成績を挙げている事業者に、日ごろの取り組みなどを取材して記事を書いたりしている。また、当日もメーカーの人から省エネ運転の要点について話を聞いたばかりだ。要は基本に忠実に運転すればよい。また、変な癖が体に染み込んでいないので、素人の方が有利なのかもしれない。問題は頭で分かっている通りに体が動くかどうかだけである。

 ところでトラックへの1日同乗は久々だったのに、意外なほど疲れなかった。やはり現場は観るべきで、常に新たな発見がある。

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