運転免許証更新
運転免許証を更新した。ここ10年ぐらいはあまり車に乗っていない。今年にはいって、まだ1度も運転していないほどだ。それでも運転しなければならないこともあるので運転免許証は必要である。
事務所から近いので都庁内のセンターに歩いて更新にいき、2時間ほどで終了した。それにしても免許更新に訪れる人が多いのには驚く。運転免許証の取得者がすごい数であることを実感した。
だが、トラックドライバーになる人は少ない。厚生労働省の昨年12月の職業別有効求人倍率をみると、「自動車運転の職業」は2.70である。全体では1.36なので約2倍だ。このようなドライバー不足を反映して、最近は人材確保(とくにドライバー)についての講演依頼が多い。今週と来週に予定されているセミナーでは、いずれも人材確保に関するテーマで話をすることになっている。
更新した運転免許証の種類は「中型」で、条件として「8tに限る」となっている。中型免許ができる以前に取得した昔の普通免許だ。中型免許の新設に伴い、新普通免許では総重量5t未満になったが、その時点ですでに取得されていた普通免許なら総重量8tまで乗れる。
5t未満の普通免許では、大部分の2tトラックが運転できず、中型免許が取得できる20歳まで、運送業界ではトラックに乗務する仕事をさせることができなくなった。そこで来月中には18歳から取得できる準中型免許が新設され、18歳でも準中型免許を取得すれば総重量7.5tまで乗ることが可能になる。だが、それに伴い新しい普通免許では総重量3.5tまでになってしまう。
このように準中型免許の新設は一長一短がある。地方在住では普通免許は生活必需品なので18歳で取得するだろうが、準中型免許となると何らかの動機づけが必要だ。そこでトラック運送業界だけではなく、仕事で2t車に乗る必要がある業種(会社)では、高校新卒者の採用合戦が激しくなると思われる。採用内定を早く出して、卒業までに準中型免許を取得させるような採用行動になってくることが予想されるからだ。
最近のコメント