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2017年2月27日

ページビュー(PV)

 2月23日に日本経済新聞がヤマト運輸の宅配総量抑制の記事を書いた。労使交渉で、現在の人員ではこれ以上の個数増加への対応は難しいと、労組が荷受け量の抑制を求め、経営側も応じる方向だ、という記事である。スクープなのかリークなのか? 微妙だなと思ったが、他紙やテレビなども追いかけたので大きなニュースになって関心が高まった。

 1月下旬から2月上旬にかけて、宅配便ドライバー不足に関する報道が少しずつ目につくようになっていた。新年度の4月からの運賃値上げ交渉を有利にするためのリークだなと思っていた。そんなおり、東洋経済オンラインから出稿のオファーが入った。いくつかの経済誌には時どき書く機会があったが全部活字媒体で、影響力のあるWebサイトからの原稿依頼は初めてだった。そこで、火のない所に煙は立たないし、宅配ドライバーの不足は事実なのだからと、報道の時流に便乗することにした。

 そんなことで、2月19日朝に拙稿「ネット通販の激増で日本の宅配便は崩壊する~2割占める『再配達』を宅配ボックスで減らせ~」がアップされた。編集部からの連絡によると、アップ後2日間で68万ページビュー(PV)があったようだ。転載を入れるともっと多くなるという。また1週間で「いいね!」が3700以上になり、コメントも85を超えた。自分でも驚くような反応だった。日経によるヤマトの記事が出る4日前にアップされたので、「ほらね、だから言ったでしょう」という気分だ。

 今回の出稿では2つの点で学ぶことができた。1つは、一般の人たち向けの原稿の書き方を、編集部の人たちから教えていただいたこと。業界関係者向けの原稿の書き方が身についてしまっていたことに気づき、勉強になった。

 もう1つ驚いたのは、ネットの反応の速さと、反響の大きさである。コメントにもさっと目を通したが、賛意を表してくれる人、第三者的に自分の見解などを述べる人、批判的な意見の人の3つに大別できる。このうち、批判的なコメントの人の中には、趣旨を良く理解しないような人もいる。ということは逆に、「いいね!」の中にも良く理解しないでクリックした人がいるはずだ。表現力もっと工夫しなければいけないとの思いも新たにした。

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