選キョか、消キョか
選挙の真っ最中だ。1週間後には選挙結果が判明するが政治情勢はどのようになるだろうか‥。
7月下旬に数人である計画を話し合っている時、10月中旬ごろ解散総選挙になるかも知れない、という嫌な予感が頭の片隅を過った。目の前には現職の衆議院議員もいたが、根拠は何もなくまったくの勘である。ところが案の定だ。おかげで10月中旬の予定で準備を進めていた計画が中止になり、来春ごろに延期しようということになった。
それはともかく、今回の選挙は争点が分かりやすい。理由は民進党の分解である。民進党には様ざまな政治的立場の人たちがいた。1つの党に収まっている方がおかしいほどの考え方の違いだった。その人たちが大きく2つに分かれたことで、選挙の争点もハッキリしたのである。
今回の選挙の争点、選択は改憲か護憲かである。護憲は立憲・共産・社民だ。それに対して改憲が2派に分かれていることが、一見、分かりづらくしている要因である。改憲は安倍派の自民・公明、非安倍派(反安倍派ではない)の希望・維新に分かれる。
改憲(安倍派=自民・公明or非安倍派=希望・維新)vs護憲(立憲・共産・社民)というのが本質的な構図だ。つまり改憲か護憲かが基本的な選択肢で、さらに改憲賛成の人は安倍派か非安倍派のどちらかを選ぶということになる。
だが、表面的には与党(自民・公明)vs野党(希望・維新or立憲・共産・社民)のように見える。つまり、与党を選ぶか野党を選ぶかが先にあって、さらに野党支持者は改憲か護憲かを選ぶような思考構造である。「選挙」ではなく「消去」法になってしまう理由もここにある。
この錯覚が選挙結果に大きく影響してくることになるだろう。先週は新聞、テレビなどマスコミの調査による選挙予想が相次いで公表された。その結果、どの予想をみても与党(自民・公明)が優位に選挙を展開しているという結果になっているのは、そのためである。改憲vs護憲を基軸に選択すれば、同じ改憲でも非安倍派の数が増えて安倍派が減るだろうと思われる。
それにしても、最近は株価が上がっている‥!?
« めでたいでんしゃ | トップページ | 路面電車 »
最近のコメント