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2017年12月18日

暮れ模様

 銀座4丁目の交差点の近くに所用があったので、新宿から丸ノ内線で赤坂見附まで行き、銀座線に乗り換えて銀座に出た。帰りは丸ノ内線の銀座駅から乗り換えなしで新宿に戻ろうと有楽町方面に向かって地上を歩いて行った。すると、西銀座チャンスセンターの前に年末ジャンボ宝くじを購入する順番待ちの人が列をなしていた。

 すごい人数なのでガードマンの人に聞いたら、販売窓口ごとに別の列になっていて、待ち時間が違うとのこと。一番人気は1番窓口らしく、その時点での待ち時間は約2時間という。一番短い列でも30~40分待ちというのだから、一攫千金を「狙う」というよりも「願う」人がいかに多いことか。平日の昼間だったのでサラリーマン風の人は少なかった。

 今年も残り僅かになったが、バブル華やかしころなら、12月に入ると繁華街や商店街などにはジングルベルの音楽が大きな音量で流れていたものだ。夜ともなると三角帽子をかぶってクラッカーを鳴らしながら千鳥足で歩く酔客も多かった。だが、そのような騒然とした風景が見られなくなって久しい。

 それでも飲食店にとってこの時期は書入れ時。いま忙しくない店があったら潰れてしまうだろう。やはり別の日の夜に赤坂見附の駅の近くに行った。地方から友人が仕事で上京したので、久しぶりに赤坂の少し変わった店に行くことにした。自分も同店は8カ月ぶりぐらいである。さすがにこの時期は予約がいっぱいで、2人では個室はムリという。それでも仕切りのある準個室を予約できた。

 問題は店員である。どうもレベルがだんだん落ちてきているように感じた。高級店は別だろうが、一般の飲食店は全体的に店員のレベルが下がっている。労働力不足の表れだろう。

 2週間ほど前には笑ってしまうようなことがあった。かみさんと2人で入ったファミレスでのことである。かみさんが注文したので、自分も注文しようとメニューを指さし、声を発しようとしたら店員が行ってしまった。そこで「まだ注文が終わっていないよ」と声をかけたのだが気づかない。しょうがないので「おい、おい‥」と大きな声を出してもダメなので、厨房の近くまで追いかけて行ったのである。

 ここまでくると、呆れて笑い話にもならない。そんなこんなの2017年暮れ模様である。

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