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2018年1月22日

便利さとリスク

 1月も下旬というのに、なかなか気分が乗ってこない。年明けからずっと、精神的に仕事モードにならないのである。それでも時間は確実に流れているので、「アナログ手帳」のスケジュールも少しずつ埋まってきた。ずっと何年も同じ手帳を使用している。慣れた手帳は使い勝手が良いので毎年、同じ手帳を購入しているのである。

 最近はスマホでスケジュール管理をする人が増えてきた。使い慣れると便利なのだろうと思う。さらに鉄道駅の改札でも定期として使ったり、一般乗車でも運賃決済をスマホでしている。買い物もスマホを使って支払金額を自動計算し、自動決済できるような小売店が増えてくる。

 これからは何からなにまでスマホ1つで可能になってくるだろう。そのうちマイナンバーやパスポート、運転免許、銀行口座、その他の個人情報の総てがスマホに集約されてしまうかも知れない。

 さらにAI(人工知能)が発達してくると、スマホに内蔵されたAIで様ざまなことが可能になるだろう。たとえばメールである。過去のメールのやり取りのデータから、スマホ所有者の思考パターンが分析できれば、この相手のこのようなメールの内容に対しては、このような文章を返信する確立が高いと、自動的に文章を作成して返信する。これは通話でも同じだ。スマホ所有者が何らかの理由で電話に出られない時でも、スマホが自動的に相手と会話するようになる。

 さらにメールでも電話でも、たとえば「久しぶりに会いたいので、何日の何時にどこどこで」と相手がメール(通話)してきた時に、管理しているスケジュールから、自動的に可能かどうかを返信(返事)する。あるいは、その時間帯の前後の予定から、「時間を30分ずらしてくれれば大丈夫」と返信(返事)することもできる。さらに、その予定を自動的にスケジュール表に記入する。

 便利といえば便利だがそれだけリスクも大きくなる。もしスマホをなくしたら大変だ。それより恐ろしいのは全データを盗まれることだ。「本人」が別人に入れ代わってしまうかも知れない。そんなことを考えながら「アナログ手帳」に新たな予定を記入している。

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