「カレイなる人生」
昨日は3月11日。いうまでもなく7年前に東日本大震災が発生した日だ。もう7年も経ったのかと、時の流れをしみじみと感じる。
歳月ということでいえば、有限会社物流ジャーナリスト倶楽部の設立が1997年3月11日なので、丸21年が過ぎ、今や22年目に入った。振り返ってみると早いものである。たいがいの企業は設立から20年も経てばかなり規模が大きくなっているか、あるいは反対にダメになっているはずだ。だが「当社」は1人の会社で20年間ずっと細々とやってきた。成長もしなければ衰退もしないで20年間現状維持というのも貴重な存在ではないかと自負している。
1人の会社ということでは、会社の歴史はすなわち高齢化を意味する。そう考えると喜ぶべきか、悲しむべきか悩むところだ。
だが、おかげさまで年々、忙しくなってくる。ありがたいことではあるが、生産性の低さは労働時間の長さに直結してくる。「働き方改革」などの原稿を書いたり講演したりしている自分自身の「働き方改革」の方が大きなテーマだなと苦笑するしかない。
働かなければ食べられない現実もあるが、定年がない、あるいは定年は自分で決められるという「特権」を生かして、こうなったら生涯現役で行こうかとも思う今日このごろだ。それが自己流の「カレイなる人生」ではないかと考えるようになってきた。けっして「華麗なる人生」ではない。実態は「加齢なる人生」なのだが、それでは色気がない。そこで「カレイなる人生」と呼ぶことに決めた。
こんな下らないことを考えている間にも、「〇〇のテーマで、何文字から何文字の範囲で、締め切りは何月何日で書いてもらえますか」というオファーがメールで入ってきた。切り口や構成は任せてもらえるという。もちろん「OK」と返信した。
こんな日常が自分流の「カレイなる日々」なのである。
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