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2018年4月 2日

「ご褒美」は?

 内閣官房報償費(官房機密費)の一部開示を認める最高裁の判断に基づく情報開示で、その一端が明らかになったという報道があった。とはいっても9割は領収書不要で使途が分からない。「政策推進費」とは、要するに政権に対する協力費や、ご褒美として支払われる金なのだろう。支払う側が使途を明らかにしなくて良いのだから、受け取った方も確定申告などするわけがない。ということで官房機密費という名の協力金やご褒美としての収入は非課税で良いのですねと、佐川宣寿前国税庁長官に聞いてみたいものだ。

 先週は衆参両院の予算委員会で佐川氏の証人喚問が行われた。何が問題点なのかについて、これほど明確に証言した証人は過去にいなかったのではないだろうか。「語るに落ちる」という見方をすると大いに成果のあった証人喚問だった。

 それにしても、「……からの指示はなかったのですね」という質問を続けた与党のセンセイがいたが、自分で恥ずかしいと思わないのだろうか。最初から茶番だとは思っていても、もう少し工夫すべきではないかと呆れてしまった。必死に権力者に忠誠を尽くす姿は哀れに見えてきた。あとで何らかの「ご褒美」があるのだろと疑ってしまう。

 それに対して佐川証人は、「ありません」と明快に答えていた。証人喚問で自分が果たすべき役割は何かをはっきり自覚できているということだ。さすがに頭脳明晰な方だけある。よくやったと、「ご褒美」が期待できるのではないだろうか。

 一方、野党の先生方はもの足りない。「刑事訴追の恐れ」を理由にした証言拒否は最初から想定できたことだ。つまり証言拒否を前提にして、効果的な喚問の論理を構成すべきなのである。「刑事訴追の恐れがある」ということは、つまり、その部分には犯罪を構成する要素が含まれている可能性がある、という証言に他ならない。したがってその都度「…については犯罪を構成する要素が含まれている可能性があるという証言と理解しました」と畳みかけるべきだ。そうすれば、テレビなどの視聴者に与える印象や世論形成への影響が違ってくるし、証人に対しては刑事訴追を理由に証言拒否することへの心理的圧力になる。

 まぁ、自分はセンセイではなく、単なる野次馬に過ぎないですがね…。

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