湯河原温泉と念力
先日、あるマイナーな研究会で湯河原に行った。この前、湯河原温泉に泊まったのはいつだったろう。ハッキリと覚えていないが、おそらく10年ぶりぐらいではないかと思う。この間に熱海や修善寺、熱川、箱根など、湯河原の近くの温泉には行っているのだが、気づいてみたら湯河原はうっかり抜けていた。
今回は5部屋しかないという旅館だった。もちろん高級感はあるし値段もそれ相応だ。しかし、5部屋で経営をしていけるのだろうか、というのが夕食時の話題の1つだった。聞くところによると、家族経営だからやっていける、とのことである。
我われの研究会はたった3人なので1部屋である。露天ぶろなどは何度入っても貸切状態なので、のんびりと温泉に浸かれた。他にも客がいるのは分かるが、果たして何人だろうというのも関心事の1つ。夕食は部屋だったので分からなかったが、朝食時に分かったのは5部屋のうち4部屋に客がいた、ということである。そこで、平日なのに稼働率が8割なら経営できるだろうということになった。
たいていの客はリピーターで、中には定期的に訪れる客もいるという。たしかに隠れ家のような雰囲気があり、静かにゆっくりしたいという客には向いている。そこで、我が研究会では、このような経営の仕方もあるのだな、ということになった。これが、今回の研究会における唯一の研究成果? である。
この話にはさらに余禄がある。
前回はたしか1泊のセミナーで講師として呼んでいただいて湯河原に行ったのだったと、思い出しながら当コラムを書いていたら、なんと、その時のセミナーの主催団体から6月に開催するセミナーでの講師のオファーが入ってきたのである。今回の会場は都内のホテルだが、単なる偶然にしてもすごい!
これからは、過去の仕事を思い出しながらこのコラムを書くことにしよう。念力を込めて良い話が立て続けに舞い込んでくることを期待しつつ‥‥。
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