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2019年2月

2019年2月25日

回り道

 先週は「回り道」ばかりしていたような気がする。

 ある研修会に呼ばれて地下鉄で会場に向かった。幸い乗車した駅から座ることができた。膝の上にカバンを置き、社内が温かかったのでマフラーを外してカバンの上に乗せた。初めて降りる駅だったので、乗り過ごさないように気をとられながらの乗車だ。

 降車駅に着いたので急いでカバンを持って下車した。降車ホームでスマホの地図を見て会場までの道順を確認。駅の近くだなと思いながら首に手をやるとマフラーがない。慌ててカバンの中を調べたりしたのだが、電車の中に忘れたようだ。カバンの上に置いていたので、おそらくカバンを持って立ち上がった瞬間に落ちたのに、全く気づかなかったようだ。

 研修会は18時からで、終了後に会食をした。終わったのは21時ごろで、それから駅で落し物が届いているかを確認したら、該当するマフラーを終着駅で預かっているとのこと。マフラーを預かっている駅は帰宅方向とは逆である。

 だが、どうしても引き取りに行かなければならない。1週間ほど前に孫たちから誕生祝としてプレゼントされたマフラーだったからだ。それで普段はやらないのに、慣れないマフラーをしていたのである。そんなことで帰宅は午前様になってしまった。

 その2日後のことである。事務所のプリンターが壊れてしまった。仕方がないので新しいのを購入。ダウンロードして試しにプリントしようとしたのだが印刷できない。インクがセットされていないと表示されている。何度やっても同じだった。

 そこでメーカーに電話をして状況を説明すると、セットしたインクに初期設定用インクと書かれているかと聞かれた。プリンターに付属していた純正インクだが書いていないというと、調べて折り返し電話をするとのこと。

 その間にいろいろ考えた。けっこうプリントするので、一緒に純正インクを1セット買ってきていた。それをセットしていたことに気づいたのである。5分ほどで電話が来たが、そのことを説明し、インクをセットしなおしてダメならもう1度連絡するということにした。案の定、今度は大丈夫だった。

 人生の回り道の1週間だったが、後から振り返ると楽しいものだ。

2019年2月18日

利便性の代償

 10月からの消費税率の引き上げ(予定)を機に、キャッシュレス決済などを推進しようという流れになっているようだ。確かにキャッシュレス決済は手間暇がかからず効率的かもしれない。だが、効率化や利便性の代償として失うものもあるのではないだろうか。

 キャッシュレス決済には、前払いのプリペイドカードや、クレジットカードなど後払いのポストペイ、デビットカードなど同時払いのリアルタイムペイなどがあるという。さらにプリペイド型電子マネーやポストペイ型電子マネーなどもあるらしい。古い頭では整理が難しいのだが、いろいろなキャッシュレス決済の方法があるということだけは、なんとなく分かった。

 このようなキャッシュレス決済では、ポイントが貯まるものもある。一見、徳をしているようだが、先方には同時に個人情報が蓄積されると思うと恐ろしい。いつどこで何を買ったか。購入記録だけではなく、日常の行動パターンまでも読み取られてしまう。

 個人情報が漏れてることを前提にしなければならないのはEメールも同じだが、それにしても怖い社会になってきた。たとえばネットで何かを検索すると、ポータルサイトにはそれに関する広告が出てくるようになる。レコメンドとかレコメンテーションというらしいが、関心を持っているだろうと思われる関連商品などを推薦する機能である。

 ともかく利便性の代償として失うものもあることを肝に銘じておきたい。

2019年2月11日

誕生日

 今日は2月11日なので誕生日だ。何回目の誕生日かは非公表だが、誕生日は毎年、休日である。だが、おめでたいかどうかは何とも言えない。

 同級生の大部分はリタイヤしているが、こっちは現役で働く毎日だ。今年も1月4日から仕事を始めて、今日まで1日も休んでいない。さらに今月いっぱいは休めそうにない。それで、働き方改革云々と書いたり話したりしているのだから苦笑せざるを得ない。

 そんなことで忙しいため、誕生日前日の10日の昼に、事務所の近くの新宿西口で、かみさん、長男夫婦と孫2人、長女夫婦と孫2人で誕生会を開いてくれた。昼食なら、午前中も誕生会が終わってからも事務所で仕事ができるからだ。

 自分も入れると総勢10人だが、正月に全員が顔をそろえてから1カ月と少ししか経っていない。だが、わずか1カ月でも子供たちの成長は早い。その分、自分は衰えていることになるのだろう。そう考えると、おめでたいとは言えないのである。

 ところで、祝ってもらうはずの主役が? 費用のほとんどを負担している。そんなことがあるかと先人に尋ねたら、「そのような誕生会は古来稀なり」とのことだった。

2019年2月 4日

統計は参考資料の1つ

 厚生労働省の「毎月勤労統計」にはじまって「賃金構造基本統計」などにも不正調査問題が拡大。さらに総務省の「小売物価統計」でも不正調査が行われていたという。その他の省庁の統計にも疑惑は拡がっている。

 不正調査に至っては論外だが、ルール通りに調査された結果でも、統計には限界がある。ずっと昔から各省庁やシンクタンク、様ざまな業界団体などが集計・発表する統計類を使って仕事をしてきたが、20代の中ごろに徹底的に叩き込まれた統計に対する考え方は忘れたことがない。

 それは「統計はあくまで参考資料の1つに過ぎないので疑ってかかれ」というもの。なぜかといえば、調査対象(サンプリング)、調査方法、設問によって結果が変わってくるからだ。たとえ統計学的な処理をした結果でも、完璧なものはない。とくに設問が大きなポイントで、設問次第では、予定調和的に調査主体に「好ましい」結果を導き出すことができる。

 そんなことから、その統計の調査目的、調査対象、調査方法、設問などの限界を考え、抜け落ちている部分を自分の足と目で確認するのが取材だとくどいほど言われた。そして取材によって得られた定性的なファクトと、省庁などが発表している定量的な調査データを、自分の頭で総合的に判断して原稿を書くようにと教えられたのである。

 最近の不正調査問題のニュースを聞くたびに、20代中ごろに厳しくいわれたことを懐かしく思い出す。そして、あのころ教えられたから、1人(フリー)でやってこれたのだな、と改めて思えるようになってきた。

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