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2019年2月18日

利便性の代償

 10月からの消費税率の引き上げ(予定)を機に、キャッシュレス決済などを推進しようという流れになっているようだ。確かにキャッシュレス決済は手間暇がかからず効率的かもしれない。だが、効率化や利便性の代償として失うものもあるのではないだろうか。

 キャッシュレス決済には、前払いのプリペイドカードや、クレジットカードなど後払いのポストペイ、デビットカードなど同時払いのリアルタイムペイなどがあるという。さらにプリペイド型電子マネーやポストペイ型電子マネーなどもあるらしい。古い頭では整理が難しいのだが、いろいろなキャッシュレス決済の方法があるということだけは、なんとなく分かった。

 このようなキャッシュレス決済では、ポイントが貯まるものもある。一見、徳をしているようだが、先方には同時に個人情報が蓄積されると思うと恐ろしい。いつどこで何を買ったか。購入記録だけではなく、日常の行動パターンまでも読み取られてしまう。

 個人情報が漏れてることを前提にしなければならないのはEメールも同じだが、それにしても怖い社会になってきた。たとえばネットで何かを検索すると、ポータルサイトにはそれに関する広告が出てくるようになる。レコメンドとかレコメンテーションというらしいが、関心を持っているだろうと思われる関連商品などを推薦する機能である。

 ともかく利便性の代償として失うものもあることを肝に銘じておきたい。

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