新屋山神社
新屋山神社(あらややまじんじゃ)には何度か参拝している。中央線の大月駅から富士急行線に乗り換えて富士山駅(旧富士吉田駅)で降り、街中を写真を撮りながらゆっくり歩いていくのがいつものパターンである。
新屋山神社の近くには北口本宮冨士浅間神社がある。浅間神社は国道139号線にも近く、一般的な知名度も高いので参詣者が多い。それに比べると新屋山神社は大きな通りからは奥まっていてあまり目立たない。最初に訪ねた時には、地元の人に場所を訊ねながら行ったのだが、それでもなかなか見つからなかったほどだ。それだけ地味な存在だがそれでも参詣者はけっこう多い。中には貸し切りバスで訪れる外人の団体客もいるほどだ。「金運上昇」などのご利益があるといわれているので参拝する人が多いのかも知れない。かくいう自分もその類なのだが…。
神社のHPによると創建は1534年(天文3年)10月17日で、今でも10月17日は例祭日になっている。祭神は大山祇命(主祭神)、天照皇大神、木花開耶姫命である。創建以来、修復や再建、改築などを経て今日に至っている。富士山の2合目に奥宮を持つという(行ったことはない)。
富士山の形をした御神石があって、正座をして決められた作法に則って3回持ち上げてお伺いを立てる。お願いではなく、あくまでお伺い(質問)である。御神石は大きさの割にはかなり重いのだが、3回のうち2回目が1番軽く感じられれば速やかに事が運ぶといわれている。
そんなことで来年(2020年)は何か良いことが起きそうな気がしてきた。実は2018年と2019年の2年間は心身ともに落ち込んでいた。いわばスランプである。今年は本を1冊書いて10月に出版したが、それでも充実感は少なかった。この2年間というものルーティンで仕事をそれなりにこなしてきた、というのが正直なところだ。惰性で2年間を過ごしたようなものである。
だが最近は、体の奥底からエネルギーが湧き上ってくるような感覚がある。新年が待ち遠しい。こんな気分は実に久しい。新屋山神社で御神石にお伺いをしたおかげかな。
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