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2020年5月

2020年5月25日

カジュアル化

 家で毎朝、コーヒーを飲みながら新聞を読む。関心のあるニュースが大きく報道されている日は時間が長く、そうでない日は短い。平均すると1時間ぐらいになるだろう。さらに事務所では経済新聞の電子版に目を通し、また、Webで主だった業界紙の見出しを確認している。

 ところが最近、フッと気づいたことがある。ここ数カ月は新聞のスポーツ欄をほとんど読まない。1面から順番に開いていくが、スポーツ面はほとんどスルーしてしまう。Jリーグやプロ野球はやっていないし、その他のスポーツ大会なども中止になっているので企画記事が多いが、読む気にならない。だが、コロナが終息してスポーツが開催されるようになれば、関心のあるニュースは読むようになるだろう。

 ところで最近、同じように変化の兆しを感じていることがある。それは衣服についてだ。小泉政権当時にクールビズが導入された。時間とともに夏場のノーネクタイが浸透してきた。それに伴い、昔ほどネクタイは売れなくなっただろう。夏場のシャツもノーネクタイを前提にしたデザインが支流になってきた。さらにこの間、IT関係で働く人たちが増えてきた。IT業界の人たちはジーンズにTシャツが「正装」のようなもの。このようにして年間を通してカジュアル化が進んできた。

 さらに今回の新型コロナウイルスでは、終息後もカジュアル化の流れが加速するのではないかと思う。感染防止策の1つとして在宅勤務になっている人たちがいる。その中にはコロナが終息しても元の働き方に戻らない人もいるだろう。テレワークのままの働き方を継続するような人たちが一定程度はいるはずだ。つまり、一部の人たちの働き方が変化するのである。

 すると、服装も毎日がスーツにネクタイである必要はない。出社の日だけ、あるいは外部で社外の人と会う時だけ、必要があればスーツを着るという人が出てくる。その場合でも4シーズンを通してノーネクタイということも珍しくはなくなる。つまり服装のカジュアル化がいっそう推進される。

 7月から事務所を家に移して仕事をする自分も、スーツは冬用、春秋用、夏用が1着ずつあれば良いことになる。夏はノーネクタイなので、ネクタイは2本あれば良いか。そんなこともポストコロナの変化である。

2020年5月18日

詐欺被害

 巧妙な詐欺に遭ってしまった。被害総額は4505円だが、全く迂闊だった。

 パソコンが苦手なので分からなかったのだが、いつの間にか変なソフトが入り込んでいた。1カ月ほど前からPCを立ちあげるたびに毎回、何か更新しないといけないような画面が出てくるようになった。ずっと無視していたのだが、ひょっとしてと思ってつい引っかかってしまった。

 キッカケはAdobe Acrobat がおかしくなって使えなくなってしまったことだ。メールで添付されてきたPDFが開けないのである。ライセンス期間は3年間なのであと2年ぐらいあるはずなのに、おかしいなと思った。でも約1年ぐらい経っていたので、ひょっとしてライセンスの問題かと勘違いしたのである。そこでヨドバシカメラ本店のPCドックにいって相談したら、PCを持ってきてくれれば点検しますという。

 翌日、PCをもっていこうとしたのだが、まだ開店前の時間なので事務所でメールなどを見てから行くことにした。その際、いつものように変なソフトの画面が出てきた。ひょっとして、これも一因かなと思い「更新」していってつい注文してしまった。ただ、クレジット決済などはリスクがあるのでコンビニ支払いにした。そして送信されてきたバーコードをプリントしてコンビニに行って代金を支払ったのである。

 その後でヨドバシカメラのPCドックに行き、PCを立ちあげたら例の変な画面が出てきた。すると「これは詐欺です」というので驚いてしまった。いつもは無視していたのだが、その日に限って申し込んで支払いまで済ませた。よりによって何たることか。後悔してももう遅い。ついでにPCから除去してもらいたいといったのだが、交代勤務で人が少ないので、1週間ぐらいかかるという。それでは時間がかかりすぎるので、コロナが終息してから、改めて頼むことにした。だが、邪魔くさいので自分でアンインストールした。

 ちなみに詐欺に遭って振り込んだ先は、嘘かどうかは知らないが「領収書」によると問い合わせ先がクレバーブリッジサイトとなっている。フリーダイヤルの電話番号や問い合わせの受付時間、メールアドレス、ホームページも出ている。被害金額が少額なのも騙されやすい一因かもしれない。無知に付け込む詐欺である、それにしてもクレジットなどで決済しなくてよかった。
 

2020年5月11日

Webミーティング

 新形コロナウイルスでは不自由な日常を余儀なくされ精神的に疲れている。だが、そのような状況下だからこそ経験できることもある。技術士でコンサルタントのS氏から、都合の良い日時を決めてWebミーティング(Zoom)で情報交換したいというメールがきた。正直なところ、Webミーティングと言われても何をどうすれば良いのか分からない。そこで日時を決め、電話で教えてもらいながらPCを操作してミーティングができるように設定した。

 2017年2月20日づけの当コラムに「テレビ会議」と題して書いた。この時は、兵庫県に本社のある会社のM社長が上京するので、同社の東京事務所で久しぶりに会って話がしたいということだった。経営方針などについて相談したいことがありそうなニュアンスだったので、東京事務所を訪ねることにした。ところが事情があって急に上京できなくなったので、本社にいる社長とのテレビ会議にしても良いかといわれた。本社と東京事務所の何人かが同席して、社長と私の話を聞くようにするというのだ。テレビ会議は初めてなので興味もあってOKした。この時は、東京事務所を訪ねると準備ができていて「ここに座ってください」と言われて画面で顔を見ながら話し合いをした。

 ところが今回のWebミーティングでは自分でPCをセットしなければならない。先方がZoomのホストなのだが、なにしろPCが苦手なので不安だった。それでも1時間半ほど多岐にわたる内容のディスカッションができた。相手の顔を見ながら話ができるだけではなく、必要な参考資料やデータなどを画面に表示しながら検討することも可能だ。あるいは会話の中に出てきた内容を即座にWebで検索し、画面に映しながら討論することもできる。上手く使いこなせればWebミーティングは確かに便利だと分かった。このような新しい経験ができたのも、外出自粛のおかげと前向きにとらえることにしたい。そうでなかったら今までと同じように会って話をしていたはずだ。

 4月以降は、物流市場の調査に関する事前協議や、今年度に新設されるある委員会の正式発足前の非公式打ち合わせ、物流プラットフォーマーを目指す新たな事業展開に関する意見交換など、いくつかの会議予定が延期された状態になっている。先方がテレワークになり、外部の人間と直接会うことを禁止されてしまったからだ。これらの案件はいずれも本来のジャーナリストとしての仕事の領域からすると範囲外である。だが、オファーがあれば多少なりともお役に立てればとお受けしている。しかし、先方のセキュリティの問題などもあってWebでの打ち合わせが難しい。そこで現在は新型コロナウイルスの終息待ちになっている。

 しかし、Webミーティングでも可能な内容の話し合いなら、上手に活用すれば効率的だ。テレワークも含めて、今後はあらゆる分野で働き方が大きく変わってくるものと思われる。重要なのは、そのような新しい社会環境の変化に対応できるかどうかだ。楽しみながらチャレンジしていこう。

2020年5月 4日

ロビンソン漂流記

 外出自粛で在宅勤務の人もいる。そんなこともあって2月中旬ごろからは少し遅めに事務所に出て、少し早めに帰るようになった。4月以降は土日は休み、祝祭日もカレンダー通りに休んでいる。これまでは土日祝祭日もけっこう事務所で仕事をしていたが、最近は家で過ごすことが多くなった。4月13日のコラムで書いたように、7月からは自宅を事務所にして仕事をすることにしたので、この連休中は予行演習である。

 そんなことで家で過ごす時間が長くなったのだが、出歩けないのがきつい。なんとなく外に出るのが憚られるような雰囲気がある。だが、1歩も出ずに家の中にいることはできないので散歩はする。そんな散歩の途中で、ロビンソン・クルーソー(ダニエル・デフォー作)のことが頭に浮かんだ。

 若い時に経済原論を教えていただいた先生が、ロビンソン漂流記を題材に話をされた時のことを思い出したのである。当時、一緒だったY君が、3月下旬にHNKテレビの番組中でコメントしていた。話し方など40数年前のままなので懐かしかったが、そんなことも潜在意識の中にあって先生の話を思い出したのかも知れない。

 絶海の孤島に1人で漂着したら、生きるために何をしなければならないか。まず、食べ物を得るための行動をしなければならない。食べ物は最優先だが、さらに衣と住も含めて生きるための条件を揃えるために費やす時間は労働である。労働の次に長いのは睡眠の時間だろう。1日24時間から労働と睡眠の時間を引いた残りが、自由にできる時間だ。その時間に何をするかである。それらを自分で決めて実践し、同時に1人きりでは精神的な面もコントロールしないといけない。

 社会的な関係の中で生きていれば、労働時間も衣食住の全般を1人でするのでなく、協業と分業になってくる。それにともない労働が部分的で専門性を持つようになるが、全体を相互仲介するのが貨幣だ。さらに貨幣を媒介にして自由にできる時間に自分がしたいことも実行が可能になる。

 こんなことを考えていたら、7月から家で仕事をするようになっても、何とかやっていくためのヒントを得たような気になって多少は気が楽になってきた。半分はロビンソン・クルーソー的に考えれば良いのではないか。あとは、これまでの自分の人生のようになるようになるさ。

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