新旧の手帳
11月も今日で終わり、明日からは12月だ。あと1カ月を残すだけとなったこの1年を振り返ると、日々の些事に追われて何となく過ぎてしまったような気がする。ともかくコロナ、コロナで毎日が繰り返され、気づいたら今年も残り1カ月といった感じだ。コロナ禍もあって新宿の事務所を6月末で閉鎖したのが今年最大の出来事だった。7月からは家で仕事をするようになったが、結果的には良かったと思う。
この時期になると来年こそ良い年になるように、という気持ちが強くなってくる。2021年の手帳も買い、現在の時点で分かっているスケジュールを新年への期待を込めながら書き込む。だが、恒例の新年会を中止するというハガキが来るようになった。例年なら新しい手帳に新年会の予定がいくつか記入されているはずだ。しかし、現在のところ2021年の手帳に年明けの新年会の予定を1つも記入していない。
今年の手帳を見返すと、当初記入した予定に横線を引いてあるのが目立つ。予定がキャンセルになったのは、とくに年の前半に多い。昨年の今ごろに2020年の手帳に記入したスケジュールだ。キャンセルになったのは講演の予定が多いのも今年を象徴している。今年の前半は、人が集まるセミナーが軒並み中止された。さらに今年の後半になると、新しい講演のオファーがほとんど入ってこなくなった。コロナ感染防止からリモートでセミナーを開催する主催者もいるようだが、聞くところによると参加者は少ないという。
そんなことで、今年は講演の仕事は激減した。だが幸いなことに原稿の出稿はコロナ以前と変わらない。ありがたいことにレギュラーで連載している原稿は従来通りだ。プラス新規のスポットの原稿依頼も入っている。ただ、肝心な取材をどう進めるかが大きな課題である。まぁ、何とか工夫をして取材をしているが、気兼ねなく全国を自由に動き回れるようになってもらいたいものだ。
早く2021年の手帳にスケジュールがぎっしり書き込めるようになることを願う。
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