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2021年2月 1日

リモート取材

 ある上場企業の社長にリモートで取材をした。昨年12月上旬に取材をお願いしたら、「社長が喜んでいます。できるだけ早く取材日を決めるようにとのことです」と秘書の人から連絡がきた。そこで当初は12月中旬に対面で取材することになっていたのだが、出張予定が急に変更になったために都合がつかなくなったと2、3日前に秘書から連絡が入り、年明けにスケジュールを再調整することになった。その間にコロナの緊急事態宣言が出た関係もあり、一番早く予定が取れる日時にリモートで取材することになったのである。

 コロナ禍で、昨年からリモートによる会議や情報交換などをしばしば行うようになった。直接出席かリモート参加のどちらかを選択できる委員会などでは当方がリモート参加を希望するので、リモートでの話し合いが複数回という日もある。

 だが、リモート取材は今回が初めてだ。取材はやはり対面が良い。微妙な表情の変化などを感知することも取材の重要な要素の一つだからである。対面がダメならば電話取材が次善の方法である。電話では表情は見えないが、それでも会話の僅かな「間」や声の変化などによって感触が伝わる。だが、リモートとなると未経験ということもあって、やりづらいという先入観が強かった。

 案の定、最初は会話の間合いがかみ合わなかったり、顔の表情の変化にもタイムラグがあるなど少しチグハグだった。だが、何度か対面で取材している社長なので、話している間に双方で通じる阿吽の呼吸とでもいえるものがあることを感じてきた。そして最後はコロナが終息したら直接お会いしましょう、ということで取材を終えた。

 当初、危惧していたよりはずっと内容のある取材になった。リモートという意識があると、ムダな話しを省いて本題だけ要領よくポイントを絞って話さないといけないような気になるからだろう。だが、これは気脈が通じる相手だから可能ともいえる。全部を細かく説明しなくても、要点だけを受け答えすればお互いに理解できるからだ。なじみのない人にリモート取材というのは、やはり難しいという思いを強くした。

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