季節外れの桜と迷子?
2週間ほど前になるが、仕事の写真を撮るために茨城フラワーパーク(茨城県石岡市)に行ってきた。往きは圏央道の入間ICから高速道路に乗り、土浦北ICで降りた。そこからはほぼ直線的に行けるのでそれほど時間がかからずに着いた。茨城フラワーパークは20数年ぶりである。
4月29日からリニューアルオープンしたので、本当はもっと早くバラの花の最盛期に撮影したかった。しかし、自分の仕事の都合や、コロナによる閉園などもあって延び延びになっていた。コロナも少しずつ落ちつき10月1日から開園になったので訪ねたのである。
久々に来てみると、何と桜の花が咲いていた。それも1本だけではなく、園内の何本かの桜の木で花が咲いている。10月というのにそれだけ暖かいということなのだろうが、この桜の木は来春はどうなるのだろう、半年後に再び花を咲かせるのか、と余計な心配をしてしまう。
天候には恵まれたが、バラのシーズンが終わり、園内の花の開花状況など撮影にあまり良い条件ではなかった。だが、それなりに写真を撮り、翌日、デザイン会社に撮影データを持ち込んだ。デザイナーとの検討の結果、何とか行けるだろうということになったので良かった。写真が使えそうになければ、別の場所に改めて撮影に行かなければならない。
ところが、このコラムを書くのに改めて同パークのHPを確認したら、自分が撮影に行った後に秋バラが開花したようだ。バラのシーズンや秋バラシーズンは入園料が特別料金になるらしいが、端境期に行ってしまったことになる。ついていなかった。
ついていないといえば、フラワーパークからの帰りである。近道をして筑波山の西側に出ようとしたのだが、細い山道を行くと山中の集落の最後の家の少し先で道が行き止まりになってしまった。しかたがないので狭い場所でUターンして元の分岐点まで戻り、少し走って今度は違う山道に入った。まだ夕方には時間があるのに木々に覆われて薄暗く、夜間だったら怖いだろうなと思うような狭い道だ。かなり上り、そして下りになった。おかしいなと思っていると、なぜか見たようなところに出た。あれっと思ったら先ほど行き止まりだった道の途中に出たのである。ぐるぐる回った結果、元に戻ったことになる。
季節外れの桜の花を観て、帰りは山道で迷子になった。不思議な経験だが、それなりに楽しい1日だった。
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