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2022年2月

2022年2月28日

久々にネクタイ購入

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(大きなひな壇=2019年 茨城県神栖市の鹿島セントラルホテル)

 久しぶりにネクタイを買った。正確には、思わず「買ってしまった」と言った方が良いだろう。

 これまでは基本的に平日は毎日、ネクタイをして事務所まで通勤していた。だが、コロナで事務所を閉鎖してからは、ネクタイを締める機会が減った。その週のスケジュールによって違うが、リモートで打ち合わせをしたり、原稿を書いていることが多い週には1度もネクタイをしないこともある。また取材やその他の予定が集中していれば、週4回ぐらいネクタイをして出かけることもある。そのようなことで、最近はネクタイをするのは平均するとせいぜい週に2回程度だろう。

 だが、それも秋から春にかけての半年ぐらいの期間に過ぎない。クールビズのシーズンはノーネクタイが一般化しているので、何か特別のことがない限り、取材その他で出かける時もネクタイを締めない。したがって、久しくネクタイを買うことはなかった。買おうという気もない。

 ところが、漫然とネクタイ売り場を観ていたら、「これは!」 というネクタイが目に入ったのである。これまでも気に入ったから買ったというネクタイはほとんどない。何となく、「これで良いか」という程度で買っていた。必要性から予算の範囲内で色柄などを消去法で選ぶのがほとんどだった。ところが珍しく、見た瞬間に気に入ったネクタイがあったのだ。

 買う必要はなかったのだが、価格も手ごろだったので、気に入ったネクタイを締める機会が増えるようになって欲しい、という思いも込めて何年かぶりに買ってしまった。仕事が忙しくなって、ネクタイを締めてマスクなしで外出する機会が増えることを願う。

2022年2月21日

ポンペイ

 

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(ブドウ摘みを表した小アンフォラ〈通称「青の壺」〉=東京・上野の東京国立博物館のポンペイ展で)

 昨年8月に小笠原の海底火山、福徳岡ノ場が噴火した。噴火によって大量の軽石が発生し、沖縄や奄美さらに四国や本州などにも被害をもたらした。また今年1月には、日本からは遠く離れたトンガの海底火山、ハアパイ火山で大噴火が起きた。その影響で日本各地の港も潮位の変動があった。だが、当初は専門家にも予測できないような速度での津波到達だった。

 東京・上野の東京国立博物館でポンペイ特別展を観た。ナポリ国立考古学博物館所蔵の約150点を展示したもので、序章:ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没、1ポンペイの街-公共建築と宗教、2ポンペイの社会と人々の活躍、3人々の暮らし-食と仕事、4ポンペイ繁栄の歴史、5発掘のいま・むかしという展示構成になっている。

 ヴェスヴィオ山の噴火によってポンペイの街は火山灰の下に埋もれてしまった。その当時、ポンペイには約1万人の人々が暮らしていたというからローマ帝国の大都市である。その都市と人々が一気に火山灰に覆われてしまったのは紀元後79年なので、今から約1940年も前のことだ。だが、展示品をみると当時の文明や暮らしがいかに高い水準にあったかが分かる。

 当時のポンペイには、すでに公衆浴場や水道もあったようだ。日常生活で使われていた様々な用具や奢侈品、芸術的な作品などを観ながら、そのころの日本の社会はどうだったのだろうか、と考えてしまう。それにしても、このような高度な文明や人々の平穏な日々の営みが一瞬にして失われてしまうこともある。日本は火山国だが、自然の力の大きさを感じざるを得ない。

2022年2月14日

芸人魂

 

 

 

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(2月11日は前日の降雪で狛犬も雪「帽子」=東京都青梅市 住吉神社境内の大鳥神社)

 久しぶりに面白い映画を観た。「テレビで会えない芸人」である。製作は鹿児島テレビで、監督は同局プロジューサーの四元良隆さんと牧祐樹さん。コントグループ「ザ・ニュースペーパー」の結成に参加し、1998年に独立してその後は舞台を中心に1人で活躍している鹿児島出身の松元ヒロさんを追ったドキュメンタリーだ。

 なぜ、「テレビで会えない」のか。端的にいえばテレビ局が権力者やスポンサーに忖度しているからだ。政治や社会の大勢を遠慮なく風刺して観客の笑いをとる。「本来の芸人」に徹しているから、マス媒体からは敬遠される。政権批判は痛快で面白い。とくに20年以上にわたって語り続けているという「憲法くん」などは、ネット上なら組織的な動員批判もあって、大炎上しているだろう。よほど勇気がなければ演じることができない。

 その松元ヒロさんを追いかけたドキュメンタリーを、よくローカルの鹿児島テレビで制作できたなと感心する。松元ヒロさんが地元出身ということもあり、また、地方局だからこそできたのかも知れない。同ドキュメンタリー番組は日本民間放送連盟賞最優秀賞をはじめ、いくつかの賞を受賞している。映画館で上映されているのは、その劇場版である。

 松元ヒロさんの話術はもちろん素晴らしいが、映画を観ていてそれ以上に伝わってきたのは演じる以前の見えない努力だ。観客の前で芸を演じるのは限られた時間だが、そこに至るまでに費やす時間やエネルギーは大変なものである。政治、経済、社会その他、日々の動きを捉え、その根底にある事の本質を見抜かなければならない。さらに、それを笑いとして表現するには才能と努力が必要だ。まさに芸人である。

 ドキュメンタリーからは、演じる以前の不断の努力も僅かだが垣間見えた。その芸人魂こそ見習わなければならない。まぁ、理屈は抜きにして上映中は「非国民」の1人として単純に笑わせてもらった。映画館を出てから、ちょっぴりワサビが利いてきたが‥‥。

2022年2月 9日

憂きことの‥‥

 

 

 

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(そろそろ旅支度を始めるか 菅生沼のコハクチョウたち=茨城県坂東市)

 

 「憂きことの なほこの上に 積もれかし‥‥」。これは熊沢蕃山あるいは山中鹿之助の歌という両説がある。それはともかく、「憂きこと」の多い昨今だ。

 先週は大変だった。立て続けに講演がキャンセルになったが、これはコロナ感染拡大で想定内だったから良い。事前に買っていた新幹線のチケットもコロナが理由なのでキャンセル料はとられなかった。一方、最初からリモートで計画されていたセミナーでは、ディスカッションのパネリストの1人としてスタジオ収録した。編集してネットで流すらしい。だが、驚くなかれテーマが物流DXだ。ちょっとデジタル、ほとんどアナログの自分に、まさかオファーが来るとは!? DXをどのように規定するかにもよるが、難しいという人が多い。そこで主催者が「おバカ」キャラ枠としてキャスティングしたのだろうと引き受けたのである。するとその翌々日に、やはりリモート開催のセミナーで、物流DXをテーマに話してほしいというオファーが入った。戦略レベルの物流DXはとても話せないが、改善レベルの物流DXなら、ということで受託した。

 実は、新たな講演依頼があったのは、パソコンが壊れて大混乱の最中だった。朝早く起動しようとしたら全くダメ。すぐにヨドバシカメラに持ち込んだが、調べてみないと直るかどうか判断できないという。また、データが復元できるかどうかも分からないとのこと。いずれにしても結論が出るのに1週間程度はかかる。仕方がないので、修理を依頼するとともに新しいパソコンを買ってセットアップしてもらった。

 翌日は新しいパソコンで紙媒体の連載原稿を2本書いてメールで入稿。そこまでは良かったのだが、プリンターがおかしいことに気づいた。そのため次の日はプリンターを正常化するのに苦労したが、約半日かけて正常にできた。

 ところが、その次は当コラムである。新しいパソコンからログインできなくなってしまった。いろいろ試みたがダメで、結局、新規にココログユーザー登録をした。昨年12月27日づけで、当コラムは毎週月曜日UPで「10年続いた」と書いた(ただし2017年6月19日と26日は、技術的な未熟さからUPしていない)。そして今年1月3日づけからは写真も添付するようにした矢先だ。その後、修理に出していたパソコンが直り、データも復元できた。古いパソコンからは当ブログにログインできるので、新規登録して書いたコラムを消去して、古いパソコンでコラムを継続することができた。そんなことで今回は7日の月曜日ではなく、2日遅れの水曜日UPになった次第だ。

 ともかく「デジタル難民」には「憂きこと」の多い時代になった。だが、「限りある身の 力ためさん」と居直っている。

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