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2023年7月

2023年7月31日

暑い! 暑い!

Photo_20230726092401 岡山後楽園=岡山市北区

 連日連夜、暑い日が続く。気象庁の予報によると、この暑さが10月まで続くようだ。最近はマスクを外すことが多いが、暑い中でマスクをしていると息苦しいので、異常な暑さがマスクなしの人を増やしているのではないか。最近は朝の散歩やランニングの時も、すれ違う人のほとんどがマスクなしである。

 夜もエアコンが必要だが、一晩中エアコンをかけたままにするわけにもいかない。寝付くまではとタイマーをセットするのだが、そのうち寝苦しくなって目が覚める。熟睡ができず、寝不足なのか体がだるい。

 暑いと思考力も劣り、集中も長く続かない。つまり、仕事に支障が出ている。普通でも生産性の低い仕事なのに、ますます生産性が落ちてくる。困ったものだ。

 1人で仕事をしていると誰も代わってくれる人がいない。コロナもそうだが熱中症などには充分気を付けて仕事や生活をしている。最近は出張も増えてきたが、新幹線などで移動している時は一番気楽である。何もしないでボーッとしているだけで良いからだ(チコちゃんに叱られるかな)。目をつむってウトウトしても良いし、景色を眺めていても良い。

 だが、夜は熟睡できないので、できるだけ長い時間体を横にして休むようにしている。そういえば猛暑で良い点が一つあった。今年は暑すぎて蚊がいないのである。だから今シーズンは電気蚊取りを一度も使っていない。

2023年7月24日

素顔は?

Photo_20230717073001 大阪城=大阪市中央区

 最近はコロナ前と同じように会合が多くなってきた。また、この間に何度か会っている人でも、久しぶりにマスクなしの顔を見る。するとコロナ前より少しやせたかなとか、以前とは若干イメージが違うといった感じをもったりする。マスクという「仮面」を外して久しぶりに素顔を見せあっているような気になってくる。そして、お互いに歳をとったことだけは認め合わなければならない。

 最近、素顔で会うようになってから多くの人から言われるようになったのは、「健康には気を付けてまだまだ頑張ってくれ」、ということだ。「あんたが引退したら物流を社会に向かって発信する人がいなくなってしまう」と嬉しい評価をしてもらう。そう言われるとついついおだてに乗って頑張ろうという気になってくる。とはいっても連日の暑さには勝てない。やはり歳とともに疲れやすくなってくる。

 事務所を閉鎖してちょうど3年が経つが、家で仕事をしている日は夕方5時を過ぎると早めに切り上げて体を休めるようにしている。そして一番の変化は、大相撲の場所中はテレビで相撲中継を見るようになったことだ。事務所を閉鎖するまでは相撲中継は観ていなかった。

 大相撲のテレビ観戦の楽しみの一つは、カメラのアングルによって相撲ジャーナリストの杉山邦博さんの顔が画面に映ることだ。いつも東の花道の脇の「定位置」に座って毎場所、毎日取材をしている。だから東の力士が勝ち名乗りを受け、手刀を切って懸賞を受け取る時に杉山さんの顔を観ることができる。1930年生まれのようなので90歳を超えているはずだが、いまだに現役の相撲ジャーナリストとして活躍している。顔の表情や目線から感じるのは、一般の観客の人たちとは眼光が違うことだ。やはり、本場所の取材になると自ずとジャーナリストの「眼」になるのだろう。

 テレビで杉山さんが土俵をみつめる「眼」をみると、自分も物流ジャーナリストの眼にならなければ、という気になってくる。コロナ感染予防のマスクは外しても、ペルソナはまだまだつけ続けなければならない。

2023年7月17日

記憶

Photo_20230711062301 岩瀬浜駅(富山地方鉄道 富山港線)=富山市


 岩瀬浜駅に行ったのは20年ぶりぐらいだろうか。当時はローカル鉄道の駅によくあるような木造の古い駅舎で、軒下にツバメの巣がありツバメが鳴きながら飛びまわっていたのを記憶している。

 富山では富山地方鉄道で電鉄富山から上市に行った。上市の駅も久しぶりだが、以前に来た時と変わっていないと感じた。取材が終わって電鉄富山駅に戻ったが時間があったので早めにホテルにチェックインし、荷物を置いて久しぶりに岩瀬浜にでも行ってみようと考えた。思いつきで気ままに行動できるのもフリーの特典の一つである。「特典」は最大限に活用して、仕事をしながら楽しむ。

 富山港線は車両もLRT(Light Rail Transit)になっていた。岩瀬浜駅について近くを散策すると、昔のイメージとはだいぶ違う。それが当然なのだろうが、あまりにも古い記憶にこだわると別の世界にきたように感じる。

 古き「良き時代」と「変化した現在」、そして「見果てぬ将来」への期待。常にその繰り返しである。だから楽しい。

2023年7月10日

出張が増えてはきたが…

Photo_20230706063001 佐藤記念美術館=富山市 城跡公園内

 梅雨時なので仕方がないが、うっとうしい毎日が続く。線状降水帯という言葉も日常的な用語になってきた観がある。地球温暖化が原因なのか最近は気候がおかしくなってきた。異常気象が常態化している。

 そのような中にあって、感染リスクは依然としてあるもののウィズコロナが定着してきた。人の動きがかなり活発化し、自分も最近は出張が増えてきた。新幹線の中や観光地に近い駅では外国人の姿を数多く見るようになった。


 だが、出張が増えるごとに思うのはホテル代が高くなったことだ。正確に比較したわけではないが、自分が利用するクラスのホテルでは、感覚的に平均で従来の30%ぐらいは高くなっているような気がする。聞いた話では高級ホテルの中には2倍といったところもあるという。

 コロナのボトム期よりも宿泊客が増えているものの、部屋数を超えるほどの需要にはなっていない。だが、人手が確保できないために部屋は空いていても予約を制限しないと対応できないので料金が高騰しているらしい。

 そのため日本人は宿泊費が高くなって大変だ。しかし、外国人にとっては円安なのでさほど高くはないのかも知れない。1ドル80円程度だった当時と比べれば、現在はホテル代が2倍近くなっても、外国人からすると以前と同じ程度の料金に感じるのだろう。

 梅雨時のうっとうしさに加えて、昨今の物価高には辟易している。そんなことを書きながら、出張の予定が入っているので早くホテルを確保し、航空券も取らないといけないことを思い出した。

2023年7月 3日

中野サンプラザ閉館

Photo_20230626073201 中野サンプラザ=東京都中野区

 中野サンプラザが昨日(7月2日)で閉館になった。1973年の開業なので、ちょうど半世紀になる。今度は2028年完成予定で多目的ホールなどが入る施設に建て替えられるようだ。

 中野サンプラザにはコンサートを聴きに何度も行ったなど、思い出がたくさんある人もいるだろう。その中野サンプラザが閉館と聞くと、半世紀という時間を改めて感じさせる。とくに結婚式を挙げた人などは、感慨も一入ではないだろうか。

 自分の思い出は、取材で訪ねたことである。何年前だったか正確には記憶していないが、20数年前だったと思う。その時に書いた記事が掲載されている小冊子が見当たらないのだ。3年前に事務所を閉鎖した時の引っ越しでどこに入れたのか見つからない。

 ただ、取材の内容とその時の情景は良く覚えている。外国のアーティストのグループがライブツアーで来日し、東京や名古屋、大阪など全国の主要都市で演奏を行った。そのライブツアーの「物流」を取材したのだ。もちろん国内の主催者であるイベント会社を通して取材を申し込んで許可を取った。

 音楽の世界は素人だが、当然、自分たちの楽器は持ってくるだろうと思っていた。だが、アンプやスピーカー、それに照明機材なども持参することをその時に初めて知った。だからかなりの物量になる。

 国内のイベント主催会社から業務受託した運送会社では、必要な台数のトラックを成田空港に向かわせ、飛行機が着くと楽器などを積み込んで最初の会場に向かう。ライブ会場でスピーカーや照明などをセッティングするのは専門技術者たちだ。その会場での演奏が終わるとすぐに機材を取り外してトラックに積む。翌日の次の会場に運ぶのである。

 中野サンプラザの演奏会場にはライブが終盤になるころに入った。スタッフと書いたカードを首から下げて会場の隅に入ると、エンディング間際で最高に盛り上がっていた。演奏が終わると観客が退場するのを待って手早く作業が始まる。楽器類やアンプ、スピーカー、照明器具などを取り外してトラックに積み込むのを取材したのである。

 トラックのドライバーの人たちは、外国のアーティストやスタッフと仕事上で接するのでみんな英語が話せる。演奏中でもコンサート会場にフリーパスで出入りができ、トラックドライバーというよりも、ほとんど「業界人」的な感覚の人たちである。

 中野サンプラザが閉館になるのを知り、取材で訪ねた時のことを懐かしく思い出した。写真は3月上旬に近くに行った際に予め撮影しておいたものだ。

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