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2023年9月25日

高炉がまた一つ消えた

Photo_20230920072401 飫肥城=宮崎県日南市

 JFEスチールが東日本製鉄所京浜地区の高炉を休止したというニュースを読んだ。鉄鉱石から純度の高い鉄を取り出す高炉は、日本の高度成長の象徴のような存在だった。かつて「鉄は産業の米」などともいわれた時代があった。同時に、重工長大産業の最たるものだった。

 団塊の世代といわれた自分にとっても、少年期から青春期の若い時代と重なるような、力強い時代のシンボル的な印象を持っている。高炉は日本経済をけん引する機関車のようなイメージだったのである。

 もちろん現在も鉄の重要性はいささかも変わらない。だが、高炉は多量のCO2を排出するため、脱炭素化が進む中で、CO2排出が高炉の約4分に1といわれる電炉への転換が進んでいる。常に時代は変化することを実感する。また、この間に中国などの追い上げも著しい。生産性向上や脱炭素化などは、生き残りの必須の条件にもなっている。

 9月になっても全国的に連日のように猛暑が続く毎日。これも地球温暖化の影響なら、高炉の休止も歴史の必然と受け止めるべきか‥‥。

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