反「アリとキリギリス」論
世界遺産 富岡製糸場=群馬県富岡市
まだまだ日中は暑い日が続くが、それでも朝夕は秋らしくなってきた。湿度が高いと辟易するが、ともかく夜はエアコンなしで寝れるようになったので助かる。
そのような中で9月も瞬く間に過ぎた。今年も残り3カ月、つまり4分の1になってしまった。1月から9月までを振り返ってみるとかなり忙しい毎日だった。残りの3カ月もすでに結構スケジュールが入っている。同年代のほとんどの人たちはリタイヤしているというのに、仕事に追われる毎日を過ごしている。ポジティブに解釈すれば、ありがたいことだと感謝しなければいけない。
だが待てよ。
イソップ寓話の中に「アリとキリギリス」という話がある。説明するまでもないが、自分に当てはめると夏の期間もアリのごとく働いたが、季節が移っても依然としてアリのように働き続けている。一方、キリギリスのように楽しく遊んで暮らせる人は、いつの季節も娯楽、趣味三昧で生活に困らない。それに対してアリのような人間は終生働き続けても余裕などない一生というのが日本社会の現実ではないか。
そうだ! 「アリとキリギリス」に真っ向から反するような寓話を創作すれば、一山当てることができるかも知れない。ベストセラーになって印税がたくさん入れば、残りの人生を遊んで暮らせる。反「アリとキリギリス」論を書いてひと稼ぎするか。もちろんインボイス導入で、たくさん消費税をお支払いします。お代官様!
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