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2023年11月

2023年11月27日

驚くべき偶然

Photo_20231121180101 上田城 本丸東虎口と真田石=長野県上田市

 今回の写真は上田城(上田城跡公園)。1泊2日で長野県の上田市に取材に行った。1日目の午後にある運送会社を取材して、2日目の午前中に別の運送会社を取材したのである。当初、出張を計画していた時点では、2日目の午後に佐久平で下車して取材しようと想定していた運送会社があった。1回の出張で3社を取材しようと考えていたのである。だが、アポイントを取る前に、2日目はあまり遅くならずに帰らなければならない予定が入ったので、今回は3社目の運送会社には連絡しなかった。

 ところが帰りの新幹線で、軽井沢駅からその運送会社の社長が同じ車両に乗ってきた。しかも自分が座っている前の席なのである。先方が先に私に気づいて声をかけてきた。この偶然にはお互いに驚いて言葉を交わしたのだが、前後の席であまり話をしていては周りに迷惑をかけるので、それぞれの席に座って話さずにいた。

 すると高崎駅から若いご夫婦が小さな子を抱っこして乗ってきた。2人(子供は抱っこ)が並んで座る席が取れなかったのだろうと思う。前列に座っている社長の隣の通路側と、小生の隣の通路側がその夫婦の指定席になっていたので、それなら小生が前の席の通路側に移りましょう、となった。

 知り合いの社長と隣同士に座ることになったので、もし取材に行っていれば聞きたかった話の概要を聞くことができた。そこで、来月になったら改めて取材に行くことにしたのである。

 偶然にしても、出来過ぎた話なので驚いてしまった。

2023年11月20日

忘れるアレ、忘れたアレ

Photo_20231116210601 鬼太郎茶屋=東京都調布市深大寺門前

 今年のプロ野球の日本シリーズは阪神タイガースとオリックスバッファローズの関西対決となった。関西勢の対決は59年ぶりという。結果は4-3で阪神タイガースが38年ぶり2度目の優勝を果たした。

 その後も、オリックスと阪神の優勝記念パレードに公務員を「動員」するとか、あくまで「自主的なボランティア協力要請」だとか、何かとニュースになっている。公務員は全員が阪神やオリックスのファンとは限らない。しかし、職場の上司から「協力要請」されれば、実質上の「業務命令」のようなものだ。断るのには勇気がいる。

 今年の阪神優勝で、もう一つの話題になったのは、岡田彰布監督の「アレ」である。リーグ優勝を「アレ」と表現した。「優勝」を目指すというと意識して選手が固くなってしまったら困る。それで「優勝」を忘れさせるために「アレ」と表現したようだ。リーグ優勝が「アレ」なら日本シリーズでの優勝は「アレ、アレ」というところか。

 それに対して当方はというと、年齢とともに物忘れがひどくなってきた。そのため思い出せないので「アレ」と表現せざるを得ない。忘れさせるための「アレ」と、忘れてしまったための「アレ」では大いに違う。だが、岡田監督のおかげで物忘れした「アレ」も、本当は知っているのに年を取ったふりをしてわざと「アレ」と言っているのだ、と言い訳できるようになった。

 一方、大リーグでは大谷翔平選手がMVPを受賞した。満票で2回の受賞は大リーグ史上で初めてという。これは野球ファンならずともお祝いを口実にして「アレだよ、アレ」。

2023年11月13日

迷惑なインボイス

Photo_20231108082801  2年ぶりの神戸は雨=神戸市中央区 ANAクラウンプラザホテル神戸10Fから

 10月からインボイスが導入された。まったく迷惑なことだ。消費税率が10%に引き上げられた時に、「庶民の味方」と称して軽減税率の導入を主張した政党があったが、抱き合わせで導入されたのがインボイス制度だ。財務省の官僚や自民党議員の方が一枚も二枚も上手だったことになる。おかげで零細企業や個人事業主が迷惑をこうむる結果になった。

 自分はというと、3月6日の当コラム「確定申『酷』」でも書いたように、法人も個人も「適格請求書発行事業者登録」をした。法人は登録をしないわけにはいかないが、個人は登録しなくても良いだろうと当初は考えていた。原稿料も講演料もほとんど請求書を発行することなく、個人口座に振り込まれてくることが多い。だが、支払い側の立場を考えると、個人でも登録しておいた方が良いだろうと判断したのである。

 法人としての請求書発行では、従来から消費税分がいくらと内訳を明記して請求していたので、その点は変わらない。だが、10月からは消費税率も記入しなければならなくなった。また、適格請求書発行事業者登録番号も記入しなければならない。まったく、面倒くさい手間が必要になったものだ。

 原稿依頼はこれまでと同様に個人に対してだが、インボイス導入を機に個人でも請求書を発行してくれという媒体(制作会社)もある。個人としてもインボイスを登録しておいて良かった。また、講演では最近、個人への直接依頼ではなく、法人契約を望むケースが増えてきた。法人名で「講師派遣料」という名目で派遣料と消費税(税率明記)が分かるようにして請求書を発行して欲しい、というのである。支払先が法人の方が処理上で都合が良いのだろう。この点でも、1人の会社だがインボイスを登録しておいて良かった。

 当方としては個人でも法人でも財布は同じようなものなので構わないのだが、それにしても面倒くさいことになったものだ。1人の会社で何でも自分でやらなければならない身としては、インボイスなど全く迷惑である。

2023年11月 6日

冬景色の中の夏日

Photo_20231101155001 「石切山脈」=茨城県笠間市(株式会社U-A)

 朝の散歩の時に富士山を見たら、頂上から目に入る範囲の下の方まで雪で覆われていた。前日は頂上まで青かったので、一夜で一気に雪化粧したようだ。普通なら上の方から少しずつ雪に覆われる部分が拡大してすそ野の方に降りてくるのに、驚いてしまった。

 一方、11月というのに夏日のところもある。1日の気温差をみても朝夕は冷え込むようになってきたが、日中は半袖でも大丈夫な日もある。冬と夏が混在している感じだ。

 商店街の中にある小さな中華料理店の庇看板に「春夏冬」と書いてあった。おそらく店の名前なのだろうが、要は「秋」がない、あるいは「アキがこない」という意味だろうと思う。一方、最近の日本は「四季」ではなく「二季」である。「春夏秋冬」は遠い昔のことで、これからは日本の1年を表す言葉が「夏冬」になるかもしれない。秋と春がないような季節感だ。

 それでも11月になるとさすがにスーツ姿のサラリーマンが増えてきた。だが、この間のコロナ禍もあって、11月になってもネクタイを締めない人が多い。通年ノーネクタイを宣言する会社も出てきた。世の中はこのようにして変わっていくのだな、ということを実感する。

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