冬景色の中の夏日
「石切山脈」=茨城県笠間市(株式会社U-A)
朝の散歩の時に富士山を見たら、頂上から目に入る範囲の下の方まで雪で覆われていた。前日は頂上まで青かったので、一夜で一気に雪化粧したようだ。普通なら上の方から少しずつ雪に覆われる部分が拡大してすそ野の方に降りてくるのに、驚いてしまった。
一方、11月というのに夏日のところもある。1日の気温差をみても朝夕は冷え込むようになってきたが、日中は半袖でも大丈夫な日もある。冬と夏が混在している感じだ。
商店街の中にある小さな中華料理店の庇看板に「春夏冬」と書いてあった。おそらく店の名前なのだろうが、要は「秋」がない、あるいは「アキがこない」という意味だろうと思う。一方、最近の日本は「四季」ではなく「二季」である。「春夏秋冬」は遠い昔のことで、これからは日本の1年を表す言葉が「夏冬」になるかもしれない。秋と春がないような季節感だ。
それでも11月になるとさすがにスーツ姿のサラリーマンが増えてきた。だが、この間のコロナ禍もあって、11月になってもネクタイを締めない人が多い。通年ノーネクタイを宣言する会社も出てきた。世の中はこのようにして変わっていくのだな、ということを実感する。
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