地震・航空機事故・火災
希望の光が射すように=札幌市豊平区 さっぽろ羊ヶ丘展望台(撮影は2023年12月)
能登半島で大きな地震が発生した。しかも1月1日である。この10数年間は年末年始に孫たちと泊りがけでどこかに出かけていたのだが、今年は久しぶりにどこにも出かけないで年を越して新年を迎えた。テレビで正月番組を観ていたら地震発生のニュースに切り替わったので驚いた。すると翌日の2日には羽田空港で航空機の大事故である。さらに3日には北九州市の飲食店街で大きな火災が起きた。このように新年から大惨事が続いてしまった。
地震では輪島市や珠洲市の被害が大きい。珠洲や輪島は能登半島の先端の方だし、その他の被害が大きかった地域も半島である。そのため道路の被害状況からすると、陸上からのトラックによる救援物資輸送は難しいだろう。鉄道も現在は穴水駅までしかない。昔は穴水から輪島まで七尾線が続いていたが今はなく、また、穴水から蛸島まであった能登線も廃線になっている。しかも線路が被害を受けて、とくに羽咋駅~和倉温泉駅は復旧にかなりの期間を要するようだ。そのような中で緊急を要するものはヘリコプターなど空から、大量の物資は海上輸送が必要だろう。いずれにしても速やかな対応が必要だ。
輪島に行ったのは2015年秋なので、もう8年以上も前になる。レンタサイクルで周った鴨ケ浦は今回の津波でどのようになってしまったか。また、輪島塗のはしを買った店も火災に遭っていないか心配だ。輪島塗の店では、たまたま客が自分1人だけだったので、店主と立ち話をした。すると、店内の輪島塗の商品棚の前で写真を撮りましょうといって、ホテルに帰ってみるとスマフォに写真を送ってくれていた。被災を免れていれば不幸中の幸いなのだが‥‥。
その時に送信してもらった写真のデータは手元にある。だが、まさかこんな大惨事の時に、輪島塗の商品の前で笑顔で写っている写真を掲載するわけにはいかない。鴨ケ浦などで自分が撮った写真もそうである。そんなことで、せめて希望の光が射してくるようにと、白樺の木々の間から射しこんでくる冬の光の写真を掲載した。被災された皆様にはお見舞い申し上げます。
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