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2024年1月22日

ロジスティクス

Photo_20240115160601 武田信玄公像=山梨県甲府市 JR甲府駅前

 能登半島地震は半島という地理的条件に加え、隆起による海岸線の地形変化などから、被害状況の正確な把握に時間がかかっている。救助、救援活動も難航しているようだ。

 13年前の東日本大震災の時もそうだったが、このような大災害などの非常時に必要なのがロジスティクスである。だが、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震などを経験しても、日本政府にはいまだにロジスティクスの概念も体制もない。

 一定の規模以上の災害時には、国のロジスティクス本部の下に、関係する都道府県や市町村の行政機関の災害対策部署、ならびに消防や警察、自衛隊(救助部隊)、通信会社、医療関係機関、陸海空の旅客輸送と貨物輸送の業界団体(ならびに大手企業)、さらにはボランティアなども組み入れて、情報集約と指揮系統を一元化して対応できるような法律が必要だろう。

 まずは現場の状況把握(情報収集)、それに基づく救助、救援体制の構築、必要物資の輸送など、指揮系統を一元化して総合的に速やかに対応できる実働体制である。

 そのようなロジスティクスの体制が無いと、バラバラなその場その場の対応になってしまう。助かる命も助からなくなったり、復旧、復興もそれだけ遅れる。大災害時のロジスティクスのための関係法令の制定・整備をすることが急務だ。

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