転換の年
六義園のしだれ桜=東京都文京区
今日は4月1日である。エープリルフールでもある。これまでの人生でウソをついたことは一度もなかったが、今日は生まれて初めてウソをつきたくなった。生涯に一度くらいウソをついても許されるだろう。
それはともかく4月1日は月曜日で新年度の始まりである。今年は1月1日も月曜日だった。元旦も気分が一新して「今年こそは‥‥」と思うが、年度初めも「今年度こそは‥‥」と根拠のない希望を抱くものだ。
今年度は大きな転換の年になる。仕事の関係でも、働き方改革関連法で自動車運転業務も年間最大残業が960時間になる。これはトラックドライバーだけでなく、バスやハイヤー・タクシーのドライバーもである。年間960時間の残業というと12カ月で割れば月平均80時間になる。月80時間の残業は裁判などで過労死と認定される時間だ。トラック、バス、ハイ・タクなど自動車運転業務の従事者は、いかに長時間労働を強いられているかが分かるだろう。
このように自動車運転業務の従事者は不規則勤務で、しかも長時間労働になりやすい。そのため拘束時間や労働時間、休憩や休息時間、終業から始業までのインターバルなどを定めた「改善基準告示」が、トラック、バス、ハイ・タクごとにある。この「改善基準告示」が改正され4月1日から施行になる。その他、今年度は様々な面で大きな転換の年だ。
個人的にも今年は大転換の年になるだろう。自分自身では、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みはもちろん、土日も祝祭日もほとんど仕事をしている。超長時間労働をしながら「労働時間短縮」などの原稿を書いたり、講演をしているのだから机上の空論ではない迫力があるはずだ? しかし、もう少し生産性を上げなければという思いは常に持っている。ことしは楽して稼げるように生産性向上を目指さなければならない。そのような意味でも大転換の年である。
あれ、根が正直なので、ウソを書くのをすっかり忘れていた。
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