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2024年4月

2024年4月29日

大型連休だ! が‥‥

Jr JR東日本 常磐線 泉駅前=福島県いわき市

 世の中は大型連休(GW)らしい? 中には4月27日(土)から5月6日(月)まで10連休の人もいるようだ。連休とは全く関係ない当方にとっては、羨ましい限りである。

 孫たちも大きくなるにしたがって、それぞれ自分の予定ができてくる。年長の孫は4月から中学生になった。もう両親や祖父母などよりも、友達と一緒に遊んだ方がずっと楽しいだろう。年下の3人の孫たちも全員が小学生である。それぞれに塾や習い事などの予定もある。それに孫が2人ずつの2家族なので、双方の両親たちの都合を合わせるのもけっこう大変だ。

 孫たちが小さかった時は、GWには自治体などが運営していて安い料金で利用できる保養施設を予約して、宿泊で遊びに行った。だが、昨年からは全員のスケジュール調整などが難しくなってきた。そんなことで今年のGWも、どこにも行かずに過ごすことになる。

 それでも、GWの間にやらなければならないことはある。GW明けに入稿予定の原稿を何本か抱えているからだ。通常よりは時間的に余裕をもって、ムリをしないで原稿書きをして過ごそう。

 おかげさまで仕事のオファーをいただけるのは、ありがたいことだ。大型連休を満喫する人達が、高速道路の渋滞などで疲れ果てているのをテレビのニュースで観ながらうっぷんを晴らし、今年のGWも仕事に精を出そう。

2024年4月22日

何もぜずにゴロ、ゴロ

Photo_20240415092601 旧芝離宮恩賜庭園=東京都港区

 久しぶりに何もしないで1日中ごろごろして過ごした。といっても3時間半ほど、軽くランニング(ほんの僅か)したりウォーキングしたりしたのだが、それ以外はずっと横になってウトウトしていた。時どき目が覚めても、今日は何も考えないし何もしないと自分に言い聞かせ、また横になると寝てしまう。そんな風にして夕方まで過ごし、テレビを見て夕飯を食べて、入浴して横になったらいつも通りに翌朝まで寝てしまった。

 おそらく疲れがたまっていたのだろうと思う。翌朝はいつもより体が楽になったように感じた。やはり、時々は何もしないでぼんやりと過ごす日を設けることが必要だ。歳には勝てない。年齢相応の対応を自覚することにしよう。

 といったところで、今回のコラムはここまで‥‥。早めに寝ることにする。

2024年4月15日

安全と規制緩和

Photo_20240409062501   カナール(噴水上のモニュメントは峯田義郎さんの作品「明日の空へ」)=東京都立川市 昭和記念公園

 小林製薬の「紅麹」が問題になっている。同社の「紅麹」の成分を含む健康食品による健康被害で死者も出ている。化学的な原因究明が急がれるが、被害を大きくした原因の一つとして指摘されているのが、安倍政権下で規制緩和された「機能性表示食品」の安全を担保するための法的欠陥だった。生命や健康など安全性と、利益優先の経済的規制の緩和との関係が問われている。

 生命や安全性と経済性追求の是非という点では、4月1日から大型トラックの高速道路における最高走行速度が緩和された問題もある。これまでは80㎞/時だったが、90㎞/時になった。トラック運送業界では賛否両論あり、自分が取材した結果では反対が多かった。反対意見は、ドライバーには労働強化であり働き方改革には逆行することや、安全性の問題である。運送企業の経営者も安全性を危惧する声が多い。事故を起こせば被害者が出るし、同時に自社のドライバーの生命にも関わってくる。そのようなことから、まともな経営者は制限速度を上げることに反対している。労働時間短縮と走行速度を上げることとは別の問題である。

 ライドシェア も4月8日に東京でスタートした。第二種免許がなくても客を乗せて営業運転できる。今後は対象地域が拡大されていくが、乗客の安全性などが問われてくるだろう。

 規制緩和と安全性はいわば永遠の課題ともいえる。そこで念頭におかなければならないのは、問題が顕在化し犠牲者がでてから見直しても遅い、ということだ。

2024年4月 8日

週末の喪失感と華麗なる転身

Photo_20240407204501 FC東京 vs 鹿島アントラーズ=東京都新宿区 国立競技場

 土曜日の夜の喪失感が大きい。毎週楽しみに観ていたテレビ番組に「タン、タン、タモリのおじさんは~、風もないのにぶぅ~ら、ぶら」(自分が命名した番組名)があったが、3月末でレギュラー放送が終了してしまったからだ。タモリさんは地質などに詳しく、学者・研究者や地元の専門家の人たちとぶらぶら歩きながら地形の成り立ちや、その地域の地理的な特徴、歴史などを分かりやすく紹介してくれた。

 学者や研究者ではないが詳しい知識を持ったタモリさんの説明だから、自分にも分かりやすく楽しみながら学べたのだろうと思う。専門家はタモリさんの見識に対して「品質保証」をするような役割である。う~ん、なるほど! タモリさんでないと成り立たない面白い番組だった。それに女性アナウンサーの自然でさりげないサポートも良かった。同番組にでていた歴代の女性アナウンサーは、その後、様々な番組で活躍している。

 土曜の夜はタモリさんの後に「世界ふしぎ発見」を観るのが定番だった。だが、やはり3月末でレギュラー番組が終了した。38年の長寿番組である。やはり歴史と地理などをエンターテイメントとして学べたのが良かったのだろう。行ったことのない世界各地の風景なども楽しめた。3月最後の特別番組では、番組が開始されたころのシーンも挿入され、レギュラー出演者の人たちも若かったなぁ~、と感じた。

 日曜日の「笑点」もほとんど毎週のように観ている。番組はこれからも続くが林家木久扇さんが3月末で「卒業」した。「笑点」出演が55年というからすごい。新卒で入社した人が役員になったとしても、役員定年になるくらいの長さである。立川晴の輔さんが新メンバーに加わり、新陳代謝が進んでいく。

 前回も書いたが、今年はいろいろな面で大きな転換の年になるだろう。自分も「華麗なる転身」を図らなければならない。いや、正確には「加齢に応じた転身」かなぁ~。ともかく、今後の方向性のヒントはタモリさんの番組から得られた。

2024年4月 1日

転換の年

Photo_20240329183601 六義園のしだれ桜=東京都文京区

 今日は4月1日である。エープリルフールでもある。これまでの人生でウソをついたことは一度もなかったが、今日は生まれて初めてウソをつきたくなった。生涯に一度くらいウソをついても許されるだろう。

 それはともかく4月1日は月曜日で新年度の始まりである。今年は1月1日も月曜日だった。元旦も気分が一新して「今年こそは‥‥」と思うが、年度初めも「今年度こそは‥‥」と根拠のない希望を抱くものだ。

 今年度は大きな転換の年になる。仕事の関係でも、働き方改革関連法で自動車運転業務も年間最大残業が960時間になる。これはトラックドライバーだけでなく、バスやハイヤー・タクシーのドライバーもである。年間960時間の残業というと12カ月で割れば月平均80時間になる。月80時間の残業は裁判などで過労死と認定される時間だ。トラック、バス、ハイ・タクなど自動車運転業務の従事者は、いかに長時間労働を強いられているかが分かるだろう。

 このように自動車運転業務の従事者は不規則勤務で、しかも長時間労働になりやすい。そのため拘束時間や労働時間、休憩や休息時間、終業から始業までのインターバルなどを定めた「改善基準告示」が、トラック、バス、ハイ・タクごとにある。この「改善基準告示」が改正され4月1日から施行になる。その他、今年度は様々な面で大きな転換の年だ。

 個人的にも今年は大転換の年になるだろう。自分自身では、年末年始やゴールデンウィーク、夏休みはもちろん、土日も祝祭日もほとんど仕事をしている。超長時間労働をしながら「労働時間短縮」などの原稿を書いたり、講演をしているのだから机上の空論ではない迫力があるはずだ? しかし、もう少し生産性を上げなければという思いは常に持っている。ことしは楽して稼げるように生産性向上を目指さなければならない。そのような意味でも大転換の年である。

 あれ、根が正直なので、ウソを書くのをすっかり忘れていた。

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