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2024年6月

2024年6月24日

遅い「雨季(梅雨)」到来

Photo_20240620064801 函館山から市街地を望む=北海道函館市

 東京では「雨季(梅雨)」の到来が例年よりだいぶ遅く、暑い日が続いて梅雨を飛び越えて夏が来たような感じだった。関東甲信地方の梅雨入りは21日。一方、沖縄ではその前日の20日に梅雨明けが発表されている。

 個人的には雨より晴の日の方が良いが、心配なのは農産物への影響である。それでなくても生鮮食品、加工食品に関わらず価格が高騰している。そこに夏野菜さらには秋野菜の収穫量にも影響が及ぶかも知れないような天候不順が重なると、農産物の価格高騰が心配になってくる。

 先日、所用があって北海道に行った。たまたまその翌日に物流学会北海道部会があり、同時に、学会に新たに創設されたサステナブル研究会の第1回研究会も開かれたので参加した。その後の懇親会の場だったと思うが、雑談の中で誰かが「沖縄で消費されているコメの約20%は北海道産」と言っていた。

 最近は品種改良と、さらに地球温暖化の影響もあって旭川よりも北の地域でも米が取れるようになっている。北海道産の米のブランドは「ゆめぴりか」として有名だ。

 農林水産省の2022年産「水陸稲の収穫量」によると、北海道は新潟県に次いで収穫量が2位になっている。一方、収穫量が少ないのは47位の東京都、それに次いで沖縄県が46位である。

 たしか稲作は東南アジアなどの暖かい地域が主だったはずだが、生産地が北上しているのは品種改良の成果だけではなく、温暖化の影響も大きいのではないだろうか。このように見ていると、梅雨入りが「例年」より何日遅いとか早いといった発想を転換しなければならない。「現在」が「例年」なのである。

2024年6月17日

スマホ買い替え

Photo_20240610082701 長浜城=滋賀県長浜市

 スマホを買い替えた。直前のスマホは約4年と2カ月使った。今度購入した新しいスマホは、ガラケイのころから数えると7台目になる。1人で仕事をするようになった時に会社名義で携帯電話を導入した。それ以来、27年と3カ月の間に6台の携帯電話を使ったので、1台平均は4年半ぐらい。2、3年で代替えする人が多いようだから、かなり長く使っている方だろう。

 諸物価が高騰しているので、代替えの予算も大目に見なければならないだろうと10万円ほど覚悟した。ところが、機能を使いこなせないので一番安いので良いといったら、2万円台のスマホを勧められた。さらに、たまったポイントを使いますかというので、使うことにしてその分を安くしてもらった。スマホの裏側だけをカバーする透明なケースとフィルム代、それにデータの入れ替えをして、なんと消費税込みで1万6525円で済んだ。何か得したような気になった。

 何事もそうだが、スマホの代替えなどは気分一新の契機だ。新しいスマホにすると何か良い話がたくさん来るだろうといった期待をもたせる。案の定、スマホの代替えに行くためにモノレールの駅のホームで待っている時、古いスマホに遠方の人から電話が入ってきた。「もし近くに来るようなことがあったら当社に寄ってほしい」という電話である。「できれば新事業のニュースを一般にリリースする前に説明したい」というのだ。偶然にも外出する直前に、その近くの企業(社長)に取材のアポイントが取れたばかりだった。取材先は2件で日帰りでスケジュールを組み、スマホの代替えに新宿に行くついでに新幹線のチケットも新宿駅で購入する予定だった。そこで、急遽スケジュールを変更して1泊することにし、電話のあった企業(社長)も訪ねることにしたのである。

 さらに新しいスマホが使えるようになって最初にしたのは、E-Mailが入っているかどうかの確認だった。パソコンを持って歩かないので、出先ではスマホでメールの確認をし、簡単な返信などはスマホからする。すると、やはりある企業(社長)から、「もし可能なら近いうちに会ってもらえないだろうか」というメールが入っていた。そこで、すぐに返信して会うことにしたのである。

 このように新しいスマホには、これからさらに幸いと福をもたらす良い話がたくさん来るものと期待している。

2024年6月10日

ショッピングC跡地が物流Cに

Photo_20240603080501 ママ下湧水=東京都国立市矢川

 これほど経済の変化を象徴する場面があろうか。国道16号線沿いにショッピングセンターがあった。最寄りの駅からシャトルバスも運行されていたほどである。ショッピングCに行く時には車だったが、駐車もしやすいのでたまに行くこともあった。特に気に入ったワイシャツの専門店があったので、年に1、2回ぐらいワイシャツを買いに行ったのである。また、ショッピングCには寄らなくても年に何回かは16号線を車で通る時に見ていた。

 だがある時、ショッピングCの前を車で通ったら解体工事をしていた。その後も何度か通るたびに、新しく建物を建てているのを見ていた。おそらくショッピングCを建て替えるのだろうが、ひょっとしたらマンションになるのかなと思っていた。

 ところがである。この前、16号線を車で移動した時に完成した建物をみたら、なんと物流センターだった。たしかに考えてみれば16号線沿いで物流Cには好立地だ。おそらくネット通販のEC物流をフルフィルメントで受託している物流会社が入るのだろうと想像した。

 ショッピングCだった跡地が、物流Cに建て替わったのである。EC物流の拠点には最適だ。様々な業種のリアル店舗が集積したショッピングCから、推測だがEC物流のセンターになるとすれば、これほど流通チャネルの変化を具体的(可視的)に象徴するものはない。

2024年6月 3日

最近の迷惑メール

Photo_20240528081501 木々の合間から奥多摩湖と小河内ダム=東京都奥多摩町

 最近は「請求」、「確認」、「取引停止」、「入金連絡」、「残金不足」、「不正アクセス防止のID変更」etcのメールがたくさん来るようになった。それを見ると自分がいかにたくさんのキャッシュカードやクレジットカードの所有者か? その信用力やすごいものだと感心する。

 しかし、所有していないクレジットカードやキャッシュカードのID変更要請や、購入していないネット通販会社からの請求金額確認などで騙される人がいるのだろう。それが不思議だ。もちろん、偽メールに誘導されて被害に遭う人がいるから、「商売」が成り立っているのだろう。

 また、最近は著名人を名乗って投資を勧める詐欺も横行している。本当に著名人が投資を勧めていると信じてしまう人たちがたくさんいるようだ。被害金額も多額に上る。このような詐欺のニュースをテレビで観ていると、世の中にはたくさん金を持っている人たちがいるものだとつくづく思う。

 投資にはリスクが伴うのが当然だが、投資すれば絶対に儲かるものだと考えている人たちが多いことにも驚く。かりに詐欺ではなく本当の投資だったとしても、元金が全く戻ってこなくなることも可能性としてはあり得る。そのような最悪のリスクも考えた上で投資はするものではないか。もちろん上手くいけばリターンもある。

 その点、金がない自分は詐欺にあっても失うものがない。つまり詐欺師にとっては「投資対効果」のない相手ということになる。だから迷惑メールは止めてもらいたいものだ。

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