学園祭
熊本城(1年半前より修復が進んでいた)=熊本市
4人いる孫の一番年長は中学1年生。その女子中学校で学園祭があった。孫娘が中学に入って初めての学園祭(中高一緒の開催)なので出かけて行った。大学、中高を問わず学園祭に行くのは何十年ぶりである。
そこで半世紀以上前のことを思い出した。当時、学校が近かった女子大の文化祭に男同士数人が連れだって行ったことがある。女子大の学内に入ったのはその時が初めてで、まるで未開の地に探検にでも行くようで興味津々だった。だが、こんな時(学園祭)でもなければ、とても女子大のキャンパスには入れない。オープンなので後ろめたさはない(はずだ)。それに一人ではなく数人で徒党を組んでいたので心強かった。だが、それでもなぜか胸がドキドキと高鳴ったのを懐かしく思い出す。
久しぶりに女子中学高校の学園祭に行くといっても、さすがに半世紀前のような高揚感はない。だが、孫娘がどんな環境で勉強しているのかに関心があり、確認したかったのである。教室もきれいで廊下も広く、生徒たちもみな明るく元気で良い雰囲気だった。
イベントでは孫娘がでるチアダンスをみながらどこにいるのか探したのだが、みんな同じように見えてなかなか見つけ出すのが大変だった。それでも溌溂とした姿をみて安心した。一緒に行った他の3人の孫たちも、イベントでは声を出したり拍手したりして応援していた。
帰りの電車で考えたのは、孫たちもだんだんと自分の世界が拡がってきて、それぞれの人生を生きていくのだろうということだった。そして自分が知らない時代を生きていくのかと思うと、なんだか羨ましい気持ちになってきた。
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