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2024年11月 4日

政情が混沌

Photo_20241030162801 実り(1本の木に30数個)=自宅で

 総選挙の結果、国会が混沌としてきた。景気が良い時も不況でも、経済的にはいつも恵まれない生活をしてきたので、政権が安定していようと不安定であろうと自分にはさほど関係がない。そのような気軽な身には、政治的な混沌はむしろ面白い。

 大幅に議席を減らした自民党内では、石破総裁批判があるようだ。だが、誰が総裁であっても、今回の選挙では議席を大きく減らしただろう。逆に、石破総裁だったから議席減が現状ですんだ、という観方もできなくはない。

 自民党内で石破批判をしている人たちの多くは、公認されなかったり、公認されたが比例代表との重複立候補が認められなかった人たちである。そもそもの原因を作ったのは自分だという認識がないようだ。このような人たちが「先生」になれるのも賢明な有権者のお陰である。

 一方、立憲民主党と国民民主党が議席を増やしたが、あまり調子に乗らない方が良い。過去の民主党政権の失敗が、その後の「悪夢の安倍長期政権」につながったと自分は考えているからだ。立憲民主党も国民民主党も、敵失で議席が増えただけである。立候補者の中から「よりまし」で選ばれただけの「先生」方が少なくない。しかも共産党が追い風を吹かせてくれたという「漁夫の利」もあった。

 共産党についていえば、そもそも「裏金問題」に最初に火をつけたのは「しんぶん赤旗」だった。しかも投票日が間近になって、非公認立候補者が責任者になっている自民党支部への2000万円支給のスクープは、有権者の投票行動に大きな影響を与えたと思われる。自民党の議席減と立憲、国民両党の議席増の影の立役者は共産党かも知れない。

 だが、共産党は議席を減らした。目の覚めるようなヒットを何本も打ち、鮮やかな盗塁を決めて観客の関心を集めたが、そのランナーをホームベースに帰すことができず、結果的には負けてしまった野球のようなものだ。チャンスに決定打が出なかった理由を分析するべきだろう。

 ともかく政治が混沌とするのは、自分のような第三者には面白い。

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