信じがたい疑惑、だが‥‥
JR両毛線国定駅前にある「國定忠次」の碑=群馬県伊勢崎市
11月7日、ある催しがあって都内の有名なTホテルに行った。会場は2Fだったのだが、1Fのエスカレーター前のクロークにカバンを預けた。会場にいたのは1時間半程度で少し早めに失礼することにした。そしてクロークに行って控えの番号札を渡す。
「これで良いですか」というので「はい」といってカバンを受け取った。ただ、その受け渡しの瞬間にちょっと「アレ?」という感じがしたのは事実だ。しかし、なんの疑いもなく、そのままカバンを持ってホテルを後にして約10分後に、何かおかしいと気づいたのである。
カバンのサブポケットのファスナーのスクロールの穴に、お守りを兼ねた携帯用ストラップを付けていたのだが、ないのである。不思議だなぁ、おかしいなぁ、と思ったのだが、頭が混乱してそれ以上先には思考が進まない。ひょっとしたら勘違いだったのかな、と自分を疑ってもみた。
いろいろ思い出そうとしのだが、ずっと何年も付けているのだから勘違いということはない。最寄りの地下鉄の駅を出てホテルに行くまでの間に交差点の所でサブポケットからポケットテッシュを出して鼻をかみ、使用した紙も一緒にポケットに仕舞った。その時はいつもと同じにストラップはついていた。そしてクロークに預けて催し物の会場に入り、途中で失礼するまでは久しぶりにお会いした人たちと歓談していた。
そして帰りにカバンを受け取って、10分後ぐらいにまた鼻をかもうとファスナーを開けようとした時にいつもと違うと感じたのだ。ストラップがないのである。ストラップの紐が切れるといったことは考えられない。また、かりに紐が切れたとしてもストラップは外に出ないように、いつもポケットの内側に入れていた。
だから、なくなるとしたら預けている間しかない。とはいえ一流ホテルでそんなことがあるのか信じられないし、信じたくもない。それに金額にすれば僅かなものだ。ただ新屋山神社(山梨県富士吉田市)のものなので思い入れがある。2022年3月14日の当コラムで新屋山神社の写真を掲載しているが、その写真を撮った22年3月よりも数年前に行った時に購入したストラップだ。
ともかくモヤモヤとした気分でスッキリしない。だが当コラムを書きながら気持ちを切り替えた。疑いは払拭し、新屋山神社が「また、おいでよ」と自分を誘ってくれているのだと解釈することにした。近いうちに時間をつくって訪ね、またストラップを買おう。そうすれば金運上昇、商売繁盛が実現すると信じて!
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