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2025年5月

2025年5月26日

たまには「物流コラム」

Photo_20250521072901 旧亀岡家住宅(国指定重要有形文化財)=福島県伊達市

 「物流コラム」としているが、物流の話題はほとんど書いていない。物流に関してはいろいろな媒体に書いているので、正直なところネタ切れ感がある。だが、たまには物流の話題も書かないわけにはいかないだろう。

 物流関連2法案が与野党全会一致の議員立法で5月23日に国会に上程された。貨物運送事業法は2018年12月と、2024年4月にも改正されている。2024年には物流効率化法も併せて改正された。そして今回は事業法の一部改正(案)と新たに物流関連法として体制整備推進法(案)が上程されて今週から審議が始まる。

 この間の一連の事業法改革は、国民生活と日本経済に必要な持続可能な物流体制を構築するためのものだ。その基本になるのはトラックドライバーの労働条件の改善で、全産業並みの労働時間と収入が実現できるようにしなければならない、というもの。なぜドライバーの労働条件かというと、重量ベースでみると国内貨物送量の60%強を運んでいるのが営業用トラックだからである。

 30%弱を運んでいるのは自家用トラック(白トラ)だが、白トラは自社の荷物以外を有償で運ぶことができない(旅客輸送でいえば白タクと同じ)。人口減少が進んで国内市場が縮小すると、自分の荷物を運んでいるだけでは輸送効率がいま以上に悪くなるので、自家用トラックから営業用トラックへのシフトが進む。さらにネット通販が増えてくると、小さな荷物を多カ所に配達するため、荷物の重量に対してより多くのドライバーが必要になってくる。このようにドライバー不足がいっそう深刻になるが、長時間労働、低賃金ではドライバーの成り手がいないので、運べなくなるという危機が迫っている。そのためドライバーの労働条件の改善が急務になっているのである。

 そんなことをYahoo!ニュースエキスパート(5月24日8:00UP)に書いているので、ぜひ、ご覧いただきたい。

2025年5月19日

昔の「若者たち」は今

Photo_20250512132101 水芭蕉=福島県伊達市 月見舘森林公園

 9日ほど前に守谷駅西口駅前広場で「もりやコミュニティ祭」が開かれていた。たまたまバスに乗ろうと駅前に行ったのだが、メインステージで「出前バンド」の人たちがフォークソングを歌っていた。演奏を聴こうというつもりはなかったのだが、ちょうどステージを覗いた時に、次の曲は「若者たち」(藤田敏雄作詞・佐藤勝作曲)というので、懐かしさについ惹きこまれてしまった。

 「若者たち」は、1966年にフジテレビで放映されたテレビドラマ「若者たち」の主題歌である。その後、「若者たち」、「若者はゆく~続若者たち~」、「若者の旗」という3部作の映画にもなったが、やはり主題歌として採用された。1966年といえば自分は高校3年生だった。団塊の世代の「若者たち」の一人である。映画化された3作品は胸躍らせながら映画館で全部観ている。懐かしい思い出だ。

 演奏を聴きながら周りを見渡すと自分と同世代と思われる人が何人か聴き入っていた。そして曲が終わると拍手している。おそらく歌を聴いて青春時代を懐かしんでいたのだろうと思う。自分も含めてみんな「昔の『若者たち』」である。

 だが、振り返ってみると、自分が歩んできた道は希望に続く道だったのだろうか? 未だにその答えは見つからない。だから、これからもまだまだ歩み続けなければならない。年齢だけは確実に増えていくので、たとえ杖をつきながらであろうともだ。

 そういえば4日前に銀座のT君の理容室に散髪にいった。長年にわたって散髪のたびに「白髪ぼかし」をしていたが、今回から止めることにした。これからは「昔の若者」を引きずるのではなく、「昔の若者」の今ある姿として歩み続けようと思う。

2025年5月12日

59,574分の10

59574 鹿島VS.川崎=東京都新宿区 国立競技場

 昨日は国立競技場に鹿島アントラーズvs.川崎フロンターレ戦を観にいった。約1年ぶりのサッカー観戦だ。一昨年は5月15日づけの当コラムで鹿島アントラーズvs.名古屋グランパス戦の写真を、また昨年は4月8日づけの当コラムでFC東京vs.鹿島アントラーズ戦の写真を掲載した(いずれも国立競技場)。

 コロナ以前は年に1、2回は味の素スタジアム(調布市)やカシマサッカースタジアム(鹿嶋市)に鹿島アントラーズを観にいっていた。だがコロナで中断し、一昨年はJリーグ開幕30周年ということもあって久しぶりに国立競技場に足を運んだのである。

 直近3年間の観戦のうち、今回が一番余裕をもって試合を観ることができた。というのも久しぶりに鹿島アントラーズが暫定首位で臨んだ試合だったからである。今シーズンもまだまだ先は長いが、昨日の試合も2対1で勝って暫定首位を守った。

 発表によると昨日の試合の観客数は59,574人という。関係者の人数も加えて水増しするような恥ずかしいことはしないだろうからすごい観客数だ。5万9千人以上というと地方都市の全人口に匹敵する。

 1993年のJリーグ開幕当初の10チームは、俗に「オリジナル10」と呼ばれている。以来、今シーズンは32年目になるが、鹿島アントラーズは1度もJ2に降格していない。成績の悪い年でも上位からほぼ3分の1ぐらいにはとどまっている。鹿島が1シーズン制で2ケタの順位だったのは1度しかない(2012年は18チーム中の11位)。今シーズンは久しぶりの優勝を期待して良いだろう。

 しかし32年の間に選手の世代交代が進み、Jリーグ発足当時の選手たちの何人かは指導者になってる。一方、我が家の応援団もJリーグ開幕当時の4人から、現在は10人になった。昨日は59,574人分の10人ということになる。時の流れを感じながら試合を観ていた。

2025年5月 5日

GW=金メッキ週間

Photo_20250428134401 金シャチ横丁 宗春ゾーン=名古屋市中区

 今年の大型連休は、4月26日(土)から5月6日(火)まで、最大で11連休という人もいるようだ。しかし、4月30日(水)~5月2日(金)が平日なので、前半の連休と後半の連休と分割して休む人もいただろう。

 大型連休を利用して国内外に旅行する人たちもいるし、特にどこにも出かけずに過ごす人もいる。例年のことだが、連休中は飛行機や新幹線も混雑し、高速道路の渋滞もニュースになる。テレビでそんなニュースを見ながら自分が考えるのは、日本は本当に豊かなのだろうか、ということだ。自由に取れる休みが少ないから、旅行や帰省などが大型連休に集中する。もっと各人の都合に合わせて休みが取れる社会なら、混雑が分かっている日にわざわざ遠くに出かけることはないだろう。

 だが、それでも休みが取れる人は良い。中には仕事の関係で土日や祝祭日でも休めない人がいる。また、時給制や日給制の人は、休みが多いとそれだけ収入が減ってしまう。とくに不本意非正規雇用の人たちは通常月でも余裕のない生活を余儀なくされているのに、休日が多いとさらに大変だ。一方、様々な商品の価格が値上がりしているので、生活は厳しくなるばかり。

 このように見てくると、ゴールデンウィーク(GW)と言うが、本当は「金メッキ週間」というのが日本の実態ではないだろうか。経済的な面からみても、国民1人当りのGDPや所得の国際比較など、もはや日本は先進国ではない。近い将来は日本の若者が海外に出稼ぎに行くようになる可能性がある。

 こんな捻くれたことを考えながら漫然と過ごしているうちに、「金メッキ週間」も残りは今日と明日だけになってしまった。今月は稼働日が少ないが、1カ月にやる仕事はほとんど変わらない。忙しさを楽しんで通年GWと考えるようにしよう。

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