被ばく80年の原爆ドーム=広島市中区
約6年ぶりの広島だが、異常気象の影響で大変な目に遭った。集中豪雨のため東広島駅付近で新幹線の信号機が故障し、三原駅に2時間半以上も臨時停車したままだった。
あるグループの会合がヒルトン広島であり、1時間ほど話をする予定だった。時刻通りなら広島駅に開始時間より2時間ほど早く着くようにしていたのだが遅刻である。幸い参加者は北海道から九州まで全国各地からなので、定刻に間に合わない人が多かった。そのため開始時間を約1時間ほど遅らせ、自分の話しも45分に短縮した。
2時間半以上の遅れなので、翌日、みどりの窓口で特急料金を払戻ししてもらった。2時間30分の「対価」として時給換算すると、東京都の新しい最低賃金よりかなり高いので、2時間半のアルバイト代と解釈することにした。だが、それとは別に、新幹線が臨時停車していた時間に実際に「アルバイト」していたのである。Yahoo!ニューストピックスの石油販売カルテルに関する記事(毎日新聞)へのコメント投稿である。
ところが翌日の帰りの新幹線も、都内や横浜などの集中豪雨で新横浜駅~品川駅間で運行がストップ。自分が乗った新幹線は岐阜羽島駅で臨時停車した。前日と同様に2時間程度の遅れを覚悟したのだが、東京駅には40分ぐらいの遅れで着いた。
いろいろ出歩いていると交通トラブルには何度も遭遇している。なかでも一番の「想い出」は、ポーランドのワルシャワから夜行列車でハンガリーのブタペストに向かっている時、国境警備隊と称する人たちが、チェコのビザが無いという理由で、ポーランドとチェコの国境近くの駅に臨時停車させ、深夜に駅のホームに強制的に降ろされてしまったことだ。後でチェコの大使館で聞いたら通過するだけなのでビザはいらないので、チェコと紛争中だったスロバキアの「国境警備隊」が、いやがらせをしたのだろう、ということだった。
海外ではベルギーのブリュッセルからオランダのアムステルダムに行く特急列車でも慌てた経験がある。列車のトラブルらしく途中駅で急遽、別の列車に乗り換えることになったのだ。しかし、恥ずかしながら日本語以外で放送されても理解できない。それで、ボックス席にのんびり座っていたら、わざわざ知らせにきてくれた親切な人がいて、発車間際にホームの向かい側に止まっていた別の列車に乗り換えることができた。もしトラブルのあった列車に座ったままだったら、車庫に連れていかれてしまったかも知れない。
その他、国内でも様々なトラブルに遭遇した。だが、集中豪雨によって往復とも列車遅れというのは初めてだ。これもなかなかできない経験である。そのおかげで今回のコラムのネタができたのだから「感謝」すべきか‥‥。
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